南沙良が映画『万事快調＜オール・グリーンズ＞』で新たな挑戦を発表！

南沙良が新たなキャラクターを演じる『万事快調＜オール・グリーンズ＞』

俳優の南沙良が次に挑戦するのは、2026年に公開予定の映画『万事快調＜オール・グリーンズ＞』。彼女は、本作で夢を持ちながらも学校や家庭に居場所を見出せない高校生・朴秀美（ぼく・ひでみ）を演じます。この役柄には、彼女の幅広い演技力が存分に発揮されることでしょう。

本作は、若干21歳でデビュー作が第28回松本清張賞を受賞した作家・波木銅の小説「万事快調」を基にしており、独特のユーモラスな語り口が特徴です。映画化を手掛けるのは、『猿楽町で会いましょう』など独自の視点で作品を生み出してきた児山隆監督。映画は新たな青春映画としての期待が寄せられています。

新たな役柄への挑戦

近年、南は幅広いジャンルの役を演じてきました。大河ドラマ『光る君へ』では、母との複雑な関係を持つ藤原賢子役に挑戦し、彼女の心の変化を見事に表現しました。また、映画『愛されなくても別に』では、毒親に依存する役を通じて、強いメッセージ性を持つ演技を披露し、好評を博しています。

『万事快調＜オール・グリーンズ＞』の朴秀美も、そうした彼女のこれまでのキャリアに新たな一歩を加えるものとなります。秀美は、未来に希望を失いかけた日々を送る中で、自らの夢を追い求め、仲間たちと共に何かを成し遂げようとする姿が描かれています。

物語の背景と魅力

物語は、秀美が友人たちと同好会「オール・グリーンズ」を結成し、一獲千金を夢見る様子を描いています。高校生たちの「どこかへ行きたい」「なりたい自分になりたい」といった感情は、同世代の観客のみならず、青春を過ぎた大人たちにも響くことでしょう。彼女たちが感じる不安や閉塞感は、多くの人が共感を持つ部分です。

南は、この作品について「何ひとつ快調じゃない日常の中で、彼女たちが進もうとする姿に心奪われる」とコメント。撮影中には、役柄の強さから勇気をもらった経験があったと語りました。彼女は、秀美を演じることで心の奥底にある感情に向き合い、成長を遂げたことでしょう。

期待が高まる作品

映画『万事快調＜オール・グリーンズ＞』の公開は2026年。主題歌には、NIKO NIKO TAN TANの「Stranger」が起用されており、音楽との相乗効果も期待されます。南沙良が演じる朴秀美の物語に、是非ご注目ください。彼女の演技が新たな青春映画の定義を変える瞬間を、私たちも楽しみにしています。