新たな健康支援プログラムが企業に登場
株式会社ルネサンスが2025年7月1日より、企業や健康保険組合向けに新たな健康支援プログラム「からだチェック&エクササイズ~バランスボール~」の提供を開始します。これは、従業員の健康管理と転倒災害の予防を目的とした取り組みで、昨今の労働災害の増加に対処するために開発されました。
労働災害の現状と背景
厚生労働省のデータによると、2024年の労働災害による死傷者数が4年連続で増加する中、特に「転倒事故」が36,378人を記録し、前年比で320人の増加を見せています。転倒による休業日数も47.5日と平均的に長期化し、企業にとっては大きな経済的損失や医療費の増加を招く要因となっています。特に運動習慣が乏しい30代男性や20代女性の割合が低い現状から、従業員の健康維持と疾病予防が急務とされています。
プログラムの発展
当社の転倒予防関連プログラムは、2022年度から提供を開始し、受託件数が19倍に拡大しました。企業や自治体での導入が進み、実際のニーズに応じた対応が求められています。2024年度からは、職場で一般的に使われているパソコンチェアをリング付きバランスボールに変えることで、自然な体幹の強化が図れる環境を提案しています。福岡市役所で行った実証実験では、つまずき経験のある方の約半数に改善が見られたとの成果も報告されています。
「からだチェック&エクササイズ」の特徴
新プログラムでは、バランスボールを用いて体幹トレーニングを行い、転倒リスクの低減と健康意識の向上を図ります。大体3ヶ月間の実施期間中で、参加者は自身の身体状態を定期的に確認し、バランスボールを使用することで体作りをすることができます。この仕様により、業務に支障をきたすことなく健康維持が続けられます。
プログラムの流れ
1.
事前測定会: 身体機能チェックとエクササイズの実施。
2.
2〜3ヶ月間のバランスボールの使用: 提供された動画や資料を通じて各自でエクササイズを実施。
3.
事後測定会: エクササイズの効果を測定。
プログラムの特長
- - 執務中に気軽に体幹を鍛えられる設計。
- - 測定による効果が「見える化」され、参加者のモチベーションを向上。
- - 医療専門家による監修で安心して参加できる。
使用するバランスボール
本プログラムでは、安全性を考慮し固定用リング付きのバランスボールを使用します。このボールは職場環境に適合し、事務用椅子としても利用可能です。福岡市や鎌倉市など、既に全国で12の自治体に採用され、職員の健康管理に成功を収めています。
まとめ
株式会社ルネサンスは、企業理念のもと「生きがい創造企業」としてお客様に健康で快適な生活を提供することを目指しています。本プログラムは、人生100年時代における健康管理の重要性を踏まえ、様々なニーズに応える健康サービスを展開していきます。詳細については、ぜひルネサンスの公式サイトをご覧ください。