「Adam」の進出発表
2025-12-24 11:22:26

輝翠株式会社、自律走行AIロボット「Adam」のオーストラリア進出を発表

輝翠株式会社、オーストラリア市場に「Adam」を導入



輝翠株式会社が自律走行AIロボット「Adam」のオーストラリア市場への導入を発表しました。この導入は、自動化された草刈り作業を主目的としており、オセアニア地域では初の事例とされています。オーストラリアの果樹園では、洋梨やぶどう、柑橘類、プラムといった多様な果物が栽培されており、これらの農作業を効率化するためには、ロボット技術が必要とされています。

草刈作業の課題と「Adam」の特長



オーストラリアでは、果樹の栽培が行われる際、同じ樹木を何年も育てる「永年作物栽培」が一般的です。そのため、草刈りを行うロボットは、樹の根元や支柱などの障害物を避けながら、多様な地形を走行する必要があります。さらに、土壌の凸凹やぬかるみも多いため、走行環境は簡単ではありません。

そうした中で、「Adam」は輝翠が特許を取得した開発技術を駆使しており、高い走行安定性を誇ります。この技術により、試験的に導入された他社製ロボットと比較しても優れたパフォーマンスを発揮し、草刈作業の課題解決に貢献することが期待されています。

高性能な草刈アタッチメント



「Adam」には、独自に開発された草刈アタッチメントも装備されています。このアタッチメントは、3枚のブレード構造と3基の独立モーターから成り、電動駆動による運用が可能です。着脱が容易で、高さ調整も行えるため、多様な地形においても安定した除草性能を実現しています。

今後の展望



さらなる機能向上に向けて、現在は農薬散布用アタッチメントの開発も進めているとのこと。これにより、単なる重量物の運搬だけでなく、作業目的に応じた複数のアタッチメントを統合することで、草刈作業だけでなく多様な農作業にも対応できる能力が増す見込みです。輝翠は、国内外での農業自動化を目指し、技術の研究開発と現場への応用を進めていく意向を示しています。

結び



自律走行AIロボット「Adam」のオーストラリア市場への導入は、農業分野における革新を促進し、効率的な作業環境を提供する一歩となるでしょう。今後の展開に大いに期待が寄せられます。

輝翠株式会社の情報


輝翠株式会社は、2021年に設立され、宮城県仙台市に本社を持ち、AIアグロボットや画像認識技術の開発に力を入れています。公式ウェブサイトやお問い合わせ先は以下の通りです。


また、輝翠では財務マネージャーやエンジニアなどの人材を募集中です。詳細は採用ページをご覧ください: 採用ページ


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