名古屋市文化振興事業団の新プロジェクトが始動
名古屋市を拠点に、演劇や舞台芸術の未来を担う人材を目指す『ナゴヤシアターパフォーマープロジェクト』が、2024年度に合わせて新たに劇団員を募集しています。このプロジェクトは、公益財団法人名古屋市文化振興事業団が主催し、テレビ愛知株式会社や株式会社サンミュージック名古屋と連携して推進されるものです。
次世代の舞台芸能タレントの育成
プロジェクトは、演劇に興味を持つ12歳から22歳を対象に毎週1回以上のレッスンを行い、2025年3月には名古屋市中村区の中村文化小劇場で成果を発表します。2025年度には募集年齢を11歳から23歳に広げ、多くの若者に参加のチャンスが与えられます。講師陣としては、名古屋を代表する実力派が名を連ね、八代将弥氏やおぐりまさこ氏が指導にあたります。
講師陣のプロフィール
八代将弥 (やしろまさや)
劇作家、演出家、俳優として活動しており、静岡出身で愛知に拠点を置く。ILL TOKAI UNDERGROUNDの主宰者であり、自身の作・演出による作品が高い評価を受けています。彼の作品は「視点」や「遊び」をテーマとし、俳優の個性を活かす作風が特徴です。
おぐりまさこ
俳優・演出家であり、演劇ユニット「空宙空地」の代表。彼女は全国各地での一人芝居を通じて高い評価を得ており、若手の育成にも力を注いでいます。近年では多彩な公演に出演し、活動の幅を広げています。
音楽監督と楽曲制作
音楽面では、旬のアーティストたちが関わります。楽曲制作には、愛知県出身のバンド・Qaijffが参加し、高い音楽性を持つ楽曲を提供。また、音楽監督にはウチダアキヒコが名を連ね、映画やドラマの音楽の制作にも携わっています。
募集要項と応募方法
劇団員への応募は2025年4月15日から5月20日まで受け付けられます。条件は、11歳から23歳までの心身ともに健康な方で、演劇に興味がある方に限ります。自費で通えることや、月謝7,000円(税込)を滞りなく支払えることも必要です。詳しい手続きは、サンミュージック名古屋のWEBサイトから行えます。
このプロジェクトは、次世代の舞台芸術を支える活動として、文化庁の助成も受けていることから、多くの注目が集まっています。若い世代が舞台に立つ姿を楽しみにしつつ、多くの方々の参加を期待しています。