北斎の舞を観る
2025-04-03 14:13:36

葛飾北斎最晩年の傑作を舞で表現する公演「火と水の結 光」

葛飾北斎の芸術と舞が融合する特別公演



2024年の早春、信州小布施の岩松院で葛飾北斎が筆を加えた『八方にらみの鳳凰図』が、現代舞踊家の那須シズノさんを通じて、私たちの前に現れます。この公演「火と水の結 光」は、北斎の芸術と、彼の魂が息づく場所での特別な舞台です。

北斎(1760~1849)は、90年に及ぶ人生の中で、常に描くことを通じて生きてきました。特に彼の晩年、信州小布施で過ごした日々は、同時に彼の創作活動の集大成でもありました。北斎は、この地で文化人の高井鴻山と出会い、彼の温かい支えを受けながら、魂のおもむくままに絵を描く喜びを享受しました。この地域が彼にとっての「聖地」となり、北斎の痕跡が色濃く残る場所となったのです。

公演のプログラムは、彼の最晩年の4つの代表作をモチーフにしたものです。それぞれの作品が、舞台にどのように表現されるかを期待させる内容となっています。第一部では、「魂で生き抜いた北斎を謳歌する講話」が井上悟さんによって行われ、彼の生きざまや創作の原動力が解き明かされます。

その後、第二部では舞「火と水の結 光」が披露され、那須シズノさんが主演として大鼓の大倉正之助さんや、映像作家、他のダンサーたちと共に舞台を盛り上げます。この舞は、北斎の劇的な作品すべてに対する愛と感謝の表現とされる「光乃章」や、生命の根源を祝う「水乃章」、そして力強いエネルギーを感じさせる「火乃章」の3つの章から構成されています。

公演の最大の特徴は、北斎の絵画が表現された舞と、その背景にあるメッセージです。井上悟さんが伝えるように、「魂で生きること」とは、自分自身を認めて、今の自分をokすることだといえます。観客は、北斎の世界観と、その魂の輝きを感じながら、彼の作品がいかに現代に影響を与え続けているのかを体感することでしょう。

公演の会場であるびわ湖ホールは、5月10日(土)に幕を開けます。開場は13時45分、開演は14時30分を予定しています。公演後には祝賀パーティーも開催されるため、観客たちは北斎の魂の理解を深めるだけでなく、他の参加者との交流を楽しむことができます。

チケットは、S席が15,000円、A席が12,000円、そしてB席が10,000円で販売されており、座席の選択が可能です。祝賀パーティーへの参加も可能で、特別な洋食ブッフェ形式で提供されるため、舞台を観賞した後の至福の時間を過ごすこともできるのです。

この特別な夜、観客は北斎の作品を通じて自らの魂を体験し、他者とは異なる自分自身の生き方を再確認する貴重な機会となるでしょう。この公演は、世界中から注目が集まる一大イベントであり、参加することで感動的な体験を得ることが期待されます。ぜひその目で北斎の最高傑作と、新たな舞の感動を直接感じてみてください。


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