ビーワイディージャパンが新型中型EVバス「J7」を発表
ビーワイディージャパン株式会社(BYDジャパン)は、2025年内に日本市場向けの新しい中型EVバス「J7」の納車を開始することを発表しました。このバスは、国内の中型路線バスの標準的な幅である2.3メートルに合わせて専用設計されており、非常に期待されています。
EVトラック市場への新規参入
さらに、BYDジャパンは自社のEVバスの販売に続き、EVトラック市場への新規参入も正式に発表。今後、国内でのEVバスとEVトラックの両極での展開を加速し、公共交通機関や物流分野におけるカーボンニュートラルな環境の維持に貢献する方針です。
BYDの進化するモデル
BYDは、2015年に日本市場に初めてEVバスを投入して以来、その販売を通じてカーボンニュートラルな社会の実現に取り組んでいます。現状では、日本国内のEVバス市場で約70%のシェアを占め、過去10年間で350台以上を販売してきました。このたび新たに加わる「J7」は、既存の小型「J6」と大型「K8」に続く新モデルとして、幅広いニーズに対応することができます。
専用設計した「J7」の魅力
「J7」は、日本の道路環境に最適化された設計となっており、スムーズな乗り心地を追求したフルフラットな床面が特徴です。搭載されるバッテリーは、LINUS(リン酸鉄リチウムイオン)を使用したブレードバッテリーで、大容量(192.5kWh)を効率的に配置しています。バッテリーの充電速度も優れており、約2.5時間で充電が完了します。
主要スペック
- - 車両サイズ:8,990mm(長さ)×2,300mm(幅)×3,255mm(高さ)
- - バッテリー容量:192.5kWh
- - 航続距離:約250km(条件による)
- - 最大乗車定員:61人
また、価格は約3650万円(税別)で、アフターサービスもしっかりと整えられています。全国に6拠点を設け、24時間365日のサポート体制を導入しており、安心して利用できる環境を整えています。
未来に向けての展望
BYDジャパンは、日本市場におけるEVバスとEVトラックの販売拡大を目指しており、持続可能な交通手段の普及に貢献することを重視しています。今後の展開に注目が集まります。
会社概要
ビーワイディージャパンは2005年に設立され、電気自動車事業や環境エネルギー事業に加え、ITデバイス事業を展開しています。グローバルな視点で環境への配慮を基本に、革新的な製品とサービスの提供を進めています。