劇団俳小『血の婚礼』
2025-02-12 11:52:32

劇団俳小『血の婚礼』が現代に響くテーマを提起する

劇団俳小の待望の新作「血の婚礼」が上演へ



劇団俳小は、2025年3月5日から3月10日にかけて、東京・世田谷の駅前劇場にて、ガルシア・ロルカの悲劇「血の婚礼」を上演することを発表しました。この作品は、1932年にスペインの内戦前に書かれたもので、現代の社会における個人の自由や変革の情熱、さらには伝統と規範との対立を描いています。特に、物語に内包されるジェンダーやセクシャリティの問題は、現代の視点からも大いに考察されるべきテーマです。

上演概要


公演は駅前劇場(東京都世田谷区北沢2-11-8)にて、全8回にわたって行われます。チケットはカンフェティで販売中で、一般料金は5,000円ですが、夜公演には特別割引も設定されています。また、3月7日(金)の19時の回では、演出を担当する菊池准氏によるプレトークも予定されており、観客と作品の深い対話が期待されます。

物語の舞台


物語は、灼熱のアンダルシアの村を背景に展開します。結婚式を控える花婿は、20年前に父を殺された恨みを持つ母親と共にいます。花嫁には、過去にフェリックス家のレオナルドとの恋愛の噂があり、母はその事実に心を痛めています。一方のレオナルドは、すでに家庭を持ちながらも、花嫁に対する想いが消えないという複雑な心理を抱えています。このように、愛、恨み、運命が交錯する人間ドラマが繰り広げられ、観客の心に深い印象を残すことでしょう。

演出とキャスト


演出には、演劇企画JOKOの菊池准氏が手掛けることが決まっています。彼の演出スタイルは、詩的表現とリアリズムの絶妙なバランスが特徴で、上田亨氏の生演奏とともに、新たな息吹を作品に吹き込むことでしょう。出演者には、早野ゆかりや吉野悠我、新上貴美など多彩なメンバーが揃っており、それぞれの個性が互いに交わることで、緊張感のある舞台が創り出されます。

劇団俳小の歴史


劇団俳小は、1971年に早野寿郎氏と小沢昭一氏らによって創立された伝統ある劇団です。以来、ヨーロッパやアメリカの演劇、日本の古典から新作まで幅広い作品を上演し、数々の受賞歴を持つ実績があります。文化庁主催公演やテレビでの活動も盛況に行われており、常に演劇界での存在感を示しています。

チケット情報


  • - 公演期間: 2025年3月5日(水)〜3月10日(月)
  • - 会場: 駅前劇場(東京都世田谷区北沢2-11-8)
  • - 料金: 一般5,000円、夜割4,500円(カンフェティ限定)
  • - チケット購入: カンフェティ公式サイト
  • - 公演スケジュール:
- 3月5日(水) 19:00
- 3月6日(木) 19:00
- 3月7日(金) 13:00 / 19:00★プレトーク有
- 3月8日(土) 13:00 / 19:00
- 3月9日(日) 13:00
- 3月10日(月) 13:00

このように、劇団俳小の新たな挑戦が現代社会への鋭い視点を提供してくれるでしょう。多くの方に観ていただき、劇団の情熱と才能を感じてもらいたいと思います。


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