世界屈指の合唱団、The Sixteenが再び日本へ
2025年11月、イギリスの名門合唱団であるThe Sixteenが、21年ぶりに日本で公演を行います。この公演は、イタリアの宗教音楽家ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナの生誕500周年を記念したものであり、彼の偉大な作品の数々が演奏される予定です。
The Sixteenとは?
1979年に合唱学者であり指揮者のハリー・クリストファーズにより設立されたThe Sixteenは、半世紀以上にわたって世界のステージで活躍してきました。彼らのレパートリーには古楽から現代音楽までが含まれており、特にアカペラの演奏においてその技術と表現力は群を抜いています。
英国での「合唱の巡礼」ツアーや、BBCの「宗教音楽」シリーズへの出演を通じて、合唱音楽のファン層を拡大してきた彼らは、数々の音楽祭や重要なコンサートホールでもパフォーマンスを行い、その名声は国際的に広がっています。さらに独自のレコードレーベルを持ち、数々の賞を受賞するなど、質の高い音楽を提供し続けています。
パレストリーナの音楽
2025年は、パレストリーナが生誕した年から500年の節目にあたります。彼の作品は教会音楽の礎となるものであり、グレゴリオ聖歌に続く典礼音楽の模範と言われています。その大半は無伴奏の合唱曲として書かれ、優雅で豊かなハーモニーを特徴とします。今回の公演では、パレストリーナの名曲を中心に、彼が遺した音楽の魅力を再発見することができます。
公演の見どころ
神奈川県民ホールで行われるこの公演では、The Sixteenの真骨頂ともいえるパレストリーナの宗教曲の数々が披露されます。プログラムには、例えば『キリエ』や『グローリア』といったミサ曲、そして『スターバト・マーテル』のような世俗的な作品も組まれる予定です。また、現代の作曲家であるジェイムズ・マクミランの作品も加えられ、古今の音楽が織りなす調和を体験することができます。
公演日時は2025年11月22日、会場は相模女子大学グリーンホール。その周辺は、相模大野駅から徒歩8分とアクセスも良好です。
チケット情報
チケットは全席指定で、S席が4,500円、A席が3,500円、B席が2,500円と、手頃な価格で素晴らしい音楽体験を提供します。また、24歳以下の方には特別料金が設定されていますので、若い世代にもこの機会を逃さずに参加してほしいものです。
チケットの購入はオンラインや電話で可能で、一般発売は2025年7月27日から始まります。また、KAme(かながわメンバーズ)向けの先行販売もありますので、ぜひチェックしてください。
最後に
この公演は、パレストリーナの生誕500周年を祝う特別な記念イベントです。The Sixteenの卓越した演奏とともに、ルネサンス音楽の深い世界に触れる貴重な機会です。アカペラで響き渡る典雅な音楽を、ぜひ現地で体験してください。