山口馬木也が語る藤田まことの影響と「剣客商売」特集

藤田まことを偲ぶ特別番組

2024年の2月11日、CSホームドラマチャンネルにて「没後15年藤田まこと特集」が放送されます。この特集では、藤田まことが主演する「剣客商売」シリーズの全6作品が一挙に楽しめる貴重な機会です。特に注目すべきは、山口馬木也さんから寄せられたコメントの数々です。彼は藤田まことさんからの影響を深く受けており、その想いを胸に、役者としての原点を語っています。

山口馬木也の藤田まことへの想い

山口馬木也さんは、藤田まことさんの存在がなければ今の自分はなかったと語ります。彼の演技スタイルや姿勢は、全て藤田さんからの影響を受けていると感じているようです。例えば、彼が自身の映画『侍タイムスリッパー』でのアドリブ“磐梯山の真っ白な雪のようだ”という表現は、藤田さんの視点が反映されたものなのです。山口さんは、藤田さんがどのように物事を捉え、人に接していたかが自身に多大な影響を与えたと述べています。

「剣客商売」が放送されてから15年が経ち、大治郎を再び観ることについては少し恥ずかしさも感じると、彼は正直に話しました。当時の自分と向き合うことは、時に怖さを伴うものですが、藤田さんの演技をただ見て感じてほしいと願っています。その温かさやダンディーさは、確かに多くの人々に愛された要因でもあるのでしょう。

「剣客商売」スペシャル版の魅力

今回の特集では、藤田まことさんが主演する「剣客商売」シリーズから、全6作品をお楽しみいただけます。作品は、池波正太郎の原作に基づいており、藤田さんが演じる無外流の剣の使い手、秋山小兵衛と、その息子、大治郎の対照的な生き方が描かれています。親子の絆や成長、事件の解決が見事に描かれたこの作品は、視聴者に深い感動をもたらすことでしょう。

特集では、以下の作品を放送予定です：

- 「助太刀」（2004年）
- 「母と娘と」（2005年）
- 「決闘・高田の馬場」（2005年）
- 「女用心棒」（2006年）
- 「春の嵐」（2008年）
- 「道場破り」（2010年）

これらの作品を通じて、藤田まことさんの魅力を再発見し、山口馬木也さんの言葉を通じてその深い影響に触れてみてはいかがでしょうか。

山口馬木也の多彩な活躍

山口馬木也さんは、1973年に岡山県で生まれ、1998年に日中合作映画『戦場に咲く花』で俳優デビューを果たしました。その後、数々のドラマ、映画、舞台で活躍し続け、特に映画『雨あがる』や『悪の教典』、大河ドラマ『北条時宗』や『麒麟がくる』など、多岐にわたる作品に出演しています。

近年の舞台作品には『るろうに剣心京都編』や『巌流島』などがありますが、昨年には初主演を務めた映画『侍タイムスリッパー』が大ヒットし、数々の賞も受賞しました。そして2026年には、柴田勝家役で大河ドラマ『豊臣兄弟！』への出演が決まっており、今後の活躍も期待されています。