音楽で繋がる防災のメッセージ
2025年9月1日、東京・Spotify O-Crestにて初めての学生発音楽イベント「BuzzyFes 2025」が開催されました。主催は福島県郡山市に拠点を置くYappe株式会社で、この日のために3週間前にチケットが売り切れたほどの人気を見せました。急遽販売された当日券もあったことから、イベントに寄せられた多くの期待を感じます。
BuzzyFesの意義
BuzzyFesは音楽を媒介として防災について考える機会を提供することを目的にした新たなスタイルのイベントです。実行の背景には、主催者である隂山弘暉が福島県で東日本大震災を体験したことがあるため、音楽を通じて防災の重要性を伝えることへの強い想いが込められています。「大好きな音楽と防災をつなげたい」という彼の情熱が、多くの人々の共感を呼び起こしました。
イベントの詳細
この日の予定は、開場が18:00、開演が19:00と設定されており、会場には多くの来場者が集まりました。開演前から熱気が溢れ、SNSでは「防災の日」を意識した投稿が多く見られます。ステージでは、出演アーティストによる圧巻のパフォーマンスが展開され、MCも防災に関連するトピックを交えながら観客を楽しませました。
出演アーティスト
イベントに参加したのは、注目の若手アーティスト2組です。
- - ペルシカリア:平均年齢22歳のギターロックバンド。リアルな歌詞と爆発的なライブパフォーマンスが特徴で、同世代の心に響く楽曲を届けています。特に観客との一体感が際立ち、多くのファンを魅了しました。
- - ルサンチマン:2018年に結成されたオルタナティブロックバンド。重厚なサウンドと鋭い言葉が重なる彼らの楽曲は、聴衆に強烈な印象を残します。ライブハウスシーンでも独自の存在感を示しており、若者の心を揺さぶります。
来場者の反響
当日は、会場が早々に満員となるほど盛況でした。来場者たちはSNSでイベントの模様をシェアし、特に「防災の日」をテーマにしたアイデアが広まりました。主催者の隂山は、当初防災を前面に出すことに対して迷いを持っていましたが、アーティストからの励ましの言葉によってその決意を固めたとのことです。
今後の展開
BuzzyFesは今回の初開催を経て、さらなる進化と拡大を目指しています。音楽と防災を融合させることで、次世代を担う若者たちが主体的に参加できる場を提供し、全国へとその取り組みを広げていく計画です。
会社概要
Yappe株式会社は、学生によって設立されたスタートアップ企業です。「やってみようを、カタチにする。」というミッションのもと、若者やクリエイターが社会問題や地域課題に向き合えるサービスを展開しています。公式サイトもチェックしてみてください。
このように、音楽を通じた防災イベントは新たな形での社会的意義を持ち、未来へと繋がる可能性を秘めています。音楽と防災の新しいつながりを体現した「BuzzyFes 2025」。次回の開催が待ち遠しいですね。