辛坊治郎の万博ラジオ 開幕スペシャル
2025年4月13日、ABCラジオにて放送された「辛坊治郎の万博ラジオ 開幕スペシャル」が、万博への期待と熱気に満ちた特別な時間として、多くのリスナーを魅了しました。この番組は、辛坊治郎氏が万博を愛する気持ちを込め、約2年間にわたって放送された「辛坊治郎の万博ラジオ」の集大成となるものでした。
開幕スペシャルの番組内では、辛坊少年が1970年の大阪万博の当時にかぶっていた帽子の話から始まりました。辛坊氏はその頃の夢や希望を語りつつ、55年の歳月が経た今、新たな万博の地に戻ってきたことへの感慨を述べました。未来社会を見据えたこの万博では、様々なイノベーションが期待されており、その中心にいるのがゲストたちです。
まず、会場デザインプロデューサーであり建築家の藤本壮介氏が登場し、万博の大屋根リングの設計・監修について話をしました。藤本氏は、未来の都市や建築がどのように変化していくのかを語り、万博の理念とその御社の役割について熱く語りました。次に、大阪大学特任教授であり大阪けいさつ病院院長の澤芳樹氏が登場し、彼が開発したiPS細胞を用いた「動くミニ心臓」についての革命的な話を披露。医学の進歩がどのように私たちの未来に影響を与えるのか、参加者たちに深い印象を与えました。
また、万博マニアとして知られる藤井秀雄氏が自身の経験から、万博の楽しみ方や、訪れるべきスポットについて語る場面もありました。藤井氏の話し方は軽快で、会場の雰囲気を和やかにする一因となっていました。
この公開生放送は現地のポップアップステージ東内から行われ、訪れたリスナーはのべ1000人以上に達しました。来場者たちは、万博に対する期待を胸に、辛坊氏やゲストとの交流を楽しみながら、開幕日の熱気を肌で感じていました。
番組の最後には、辛坊氏が「皆さまに直接お目にかかってお話するのは、最後かもしれません」と近い将来の引退が示唆される発言をし、万博での人生を振り返る姿が印象深いものでした。「万博で始まり、万博で終わるなんて...いい人生だったと思う」と語る辛坊氏の言葉は、多くのリスナーの心に響きました。
この特別番組は、radikoの「タイムフリー」で、20日まで聴くことができ、利用者は【タイムフリー30】を利用すれば、さらに5月13日まで楽しむことが可能です。万博の未来に向けた夢と希望が詰まったこの番組を、ぜひ聴いていただきたいと思います。辛坊治郎の情熱が結実したこの放送は、新たな時代を迎える万博の魅力を再確認する貴重な機会でした。