プロサッカー選手都倉賢氏が語る高校アスリートへのメンタル支援
京都の東山高校で、特別な講演会が開催されました。このイベントでは、プロサッカー選手の都倉賢氏が「トップアスリートコース」の生徒たちに向けて、メンタル面や進路に関する重要なメッセージを届けました。この講演会は、運営を手がける株式会社スリーピースが、VITASブランドを通じて提供する特別な取り組みの一環です。
特別講演会の背景
VITASは2025年11月から、東山高校男子バスケットボール部に対し製品提供や栄養面での支援を行うことが決定しています。さらに今回、都倉氏の経験を元にしたキャリア教育の講演を実施することで、選手たちが直面している課題に応じたメンタル支援を行うことを目的としています。特に「トップアスリートコース」の1〜3年生(計117名)に向けた内容となっており、彼らの将来の進路についての悩みを解消する手助けとしても期待されています。
事前アンケートから見えた高校生アスリートの課題
講演に先立って、事前に行われたアンケート調査の結果が示されています。アスリートたちが抱える悩みとして最も多かったのは、メンタル面に関するもので、全体の約70.1%がこの分野での悩みを感じていることがわかりました。次いでケガや体づくり、プレーの技術といった悩みが続き、高校部活動に特有の問題が浮き彫りになっています。
学年別特徴
1年生は、プレーや技術、ケガに関する悩みが半数以上を占めています。一方、2年生になるとメンタルに関する悩みが増加し、70%に達します。そして3年生は、メンタル面での悩みが84.2%という高い数値を示し、進路に対する不安も高まっています。
講演会の内容
都倉選手は、1〜3年生それぞれの特徴に合わせて講演内容を2つのセッションに分け、豊富な経験から培った知見を共有しました。
1.
挑戦:失敗との向き合い方
都倉選手は、自らのプロ入り後3年半続いたノーゴールの苦境を振り返り、失敗は成長のための「データ」であると説きました。失敗から学び、次へのステップに活かす心構えを強調しました。
2.
自律:判断する力・主体性
日々の練習において、自分で「その練習の意図」を考えることが重要であると述べ、特に進路選択を控える高校3年生に対して、自分で決断する力の重要性を語りました。レギュラー外であっても、自分の振る舞いや姿勢が真価を決めると励ましました。
3.
継続:凡事徹底
過去の大怪我を乗り越え、現在も高いパフォーマンスを維持している秘訣を紹介。感情をコントロールし、切り替える方法として「30秒ルール」を提案しました。また、成功のための方程式「平凡 × 徹底 × 継続 = 超非凡」も披露されました。
今後の展望
株式会社スリーピースは、東山高校での実施を基に、さらなる支援活動を全国の学校や部活動へと広げていく計画です。また、大学とのコラボレーションによるキャリア支援の強化も視野に入れ、次世代アスリートの育成に向けたさらなる活動を推進します。
VITASのMOAI PROJECT
VITASによる「MOAI PROJECT」は、地域に根差したスポーツ教室や子ども食堂を通じて、未来のアスリートたちへの支援を行っています。「リアルな交流」を重視し、選手たちが直接触れ合うことで、彼らの活動を広げる取り組みです。アスリートのセカンドキャリアを輝かせるプラットフォームとしても機能し、全国的な循環を生み出すことを目指しています。
まとめ
今回の講演会は、高校アスリートたちが未来に向けて自分自身を見つめ直し、メンタル面やキャリア選びについて気づきを得る貴重な機会となりました。都倉選手の言葉は、彼らがこれからの人生の中で直面する様々な挑戦に立ち向かうための大きな支えとなるでしょう。