#江戸文化 #待乳山開山会 #聖天祭

浅草の伝統を未来へつなぐ聖天まつり

2025年9月19日（金）と20日（土）、東京・浅草で「待乳山開山会 聖天まつり特別記念祭」が開催されます。本イベントは、推古天皇の時代からの歴史を受け継ぎ、町の活力を再生することを目的としたもの。昨今の暗いニュースにあたって、待乳山聖天のご住職が「町と一緒になって、日本が活力を感じる日にしたい」という思いから実現しました。

待乳山本龍院の歴史

待乳山本龍院は、推古天皇の時代に、地中から湧き出た霊山とされています。金龍が山を護り、さらには大聖歓喜天がこの地に降臨したという伝説が語り継がれています。この山に鎮座された聖天様は、衆生の迷いを救う大きな力を持つことから、多くの信者に愛されてきました。今回の特別記念祭は、江戸時代の祭礼の故事に基づき、華やかな江戸文化と庶民のお祭りを現代に再現する貴重な機会です。

迫力満点のイベント内容

本祭りでは、様々なイベントが予定されており、参加者たちを魅了します。以下は見どころの紹介です。

1. 30年ぶりの金龍の舞

通常は浅草寺で行われる「金龍の舞」が特別に待乳山聖天町で行われます。長さ18m、重さ88kgの金色の龍が、踊り手によって舞い踊る姿は圧巻です。午前中の大法要の前には、僧侶たちとともに舞を奉納し、午後は大行列の先頭を歩く金龍が見どころです。このパフォーマンスは、30年前の開山会以来の特別な機会です。

2. 迫力満点の梯子乗り

山谷堀広場で行われる「梯子乗り」は、鳶頭の技を間近で見ることができます。高さ約6.3mの梯子の上でポーズを決める鳶頭たちの姿は、当時の火消しの技術が受け継がれていることを感じさせます。

3. 伝統の技「纏振り」

江戸町火消しの頭たちによる「纏振り」も必見です。長さ約2.4m、重さ約20kgの纏を振り上げることで、江戸っ子の勇壮さを体現します。この技は大きな名誉であり、役割を果たす鳶頭たちの姿は見る人を魅了します。

4. 江戸の活力を伝える浮世絵展

イベント初日から、待乳山聖天の信徒会館で「名刹待乳山聖天と江戸の活力 - 浮世絵展」が開催されます。歌川広重をはじめ、江戸時代の絵師たちによる作品が展示され、浅草の賑わいや待乳山の風情を楽しむことができます。

開催概要

イベント名: 待乳山開山会 聖天まつり特別記念祭
開催日: 2025年9月19日（金）・20日（土）
場所: 待乳山本龍院、聖天町、山谷堀広場など
主催: 待乳山本龍院
共催: 聖天町会
協賛: アイコット株式会社、浅草寺、浅草神社
* 協力: 東部十二ヶ町・東部十二ヶ町青年部連合会

参加方法と注意事項

本祭りに参加を希望する方は、当日の混雑を避けるため、早めの到着をおすすめします。アクセスや詳細は、待乳山聖天の公式サイトで確認できます。ぜひ、歴史と文化に触れ、その魅力を体感してください。所要時間を確保し、素晴らしい体験をお楽しみください！

最後に

待乳山開山会 聖天まつり特別記念祭は、江戸の伝統が現代に息づく貴重なイベントです。多彩なプログラムを通じて、古き良き日本の文化を感じながら、楽しい時間を過ごしましょう。浅草の観光名所としても名高いこの場所で、あなたの心に残る思い出を作りませんか？お待ちしています！

関連リンク

サードペディア百科事典: 江戸文化 待乳山開山会 聖天祭