アウトドアスポーツの実施率低下と人気種目
最近の調査によると、アウトドアスポーツの実施率が低下していることが明らかになりました。株式会社クロス・マーケティングが行った「アウトドアに関する調査(2026年)」では、全国の20〜69歳の男女5,000人を対象に、アウトドアスポーツに関するさまざまなデータが収集されました。この結果をもとに、アウトドアスポーツの現状や人気の種目について分析してみましょう。
アウトドアスポーツの実施率
調査結果によると、アウトドアスポーツを実施したことがある人は48%ですが、最近3年間に実施した人は19%と低下傾向が見られます。特に1年以内の実施率は16%となっており、2022年のデータと比較しても、アウトドア活動への参加が減少していることが浮きぼりになっています。直近3年以内で最も多く実施された種目は「サイクリング」、「釣り」、「登山・トレイルランニング」となっており、いずれも男性に人気が高いことが特徴です。
年齢別には、20代では「スキー」や「スノーボード」などのウィンタースポーツが人気で、40代は「サイクリング」や「釣り」、「登山・トレイルランニング」、60代は「トレッキング・ハイキング」が好まれています。
実施理由
アウトドアスポーツを実施する理由については、「自然の中で過ごす」や「気分転換」、「健康」が上位に挙げられています。特に健康面を意識している人が多いようで、サイクリングの実施者の多くがその意義を感じていることが見受けられました。また、「家族と過ごすこと」や「友人と関係を深めること」を重視している層もあり、それぞれのスポーツ種目によって動機が異なることが伺えます。
例えば、水泳やスノーボードにおいては、友人や知人との関係を深めることが重要視されていることから、共同体験がスポーツを選ぶ要因となっているようです。
実施意向ときっかけ
今後のアウトドアスポーツに対する意向について、男性の参加希望者は「釣り」、「登山・トレイルランニング」、「サイクリング」が高く、女性は「登山・トレイルランニング」、「トレッキング・ハイキング」、「釣り」が挙げられています。アウトドアスポーツを積極的に実施したいと考えている人の意欲が見受けられる一方で、実際に参加するには何らかのきっかけが必要です。
最も多かった回答は「もっと時間ができたら」で、これが39%を占めました。加えて、収入が増えた場合や、一緒に楽しんでくれる人を見つけたり、体力がついたりしたら活動を始めたいという声も多く聞かれました。特に女性は「一緒にしてくれる人が見つかったら」という理由が36%に上り、それだけ社会的なつながりや支えが重要であることがわかります。
おわりに
以上のように、最近の調査からはアウトドアスポーツの実施率の低下が見られるものの、健康意識の高まりや家族・友人との関係構築を望む人々がいることがわかりました。今後、アウトドア活動を促進するためには、参加しやすくなる環境を整えることが求められるでしょう。各種イベントや交流の場を設けることで、新たな参加者を増やし、アウトドアの魅力を再発見する機会を提供することが期待されます。