歴史を紡ぐ舞台「きみと海が唄う日」が高輪築堤を描く

高輪築堤を舞台にした新たな感動作品

東京都港区で、佐賀県立佐賀東高等学校演劇部が新たな歴史演劇「きみと海が唄う日」を上演します。本公演は、高輪築堤とその背後にある偉人の物語を通して、地域の歴史を再発見し、未来へつなぐ取り組みの一環です。

この演劇が生まれた背景には、品川駅改修工事で高輪築堤の一部が発見され、平成31年における「佐賀県と東京都港区の連携宣言」があります。それをきっかけに、両地域は共に歴史・文化を育み、さらに深いつながりを築くことを目指しています。

作品の概要

演目名：「きみが海と唄う日」
日時：令和7年8月3日（日）

- 第1部：13時00分～14時30分
- 第2部：16時00分～17時30分

場所：港区立赤坂区民センター3階区民ホール
入場料：無料（事前申し込み制、各回400名まで）

この演劇は、佐賀南高校の演劇部の男子たちの物語が描かれています。舞台は明治時代1869年、江戸の大隈重信と彼の妻・綾子の出会いを通して、彼らが抱く夢と想いが織りなすストーリーが展開します。
未来を失いつつある佐賀南高演劇部の男子たち。その彼らの元に、東京で新たな夢を追いかける女子高生からのメッセージが舞い込むことで、彼らの日常はどう変わっていくのでしょうか。

上演の意義と目的

今回の上演は、ただの演劇公演ではありません。地域の歴史を次世代に伝える試みであり、若者が自らのルーツを見つめなおす契機です。佐賀県立佐賀東高等学校演劇部は、年間15作品以上を上演する充実した活動を展開しています。彼らは歴史や平和教育をテーマにした演劇など、様々な作品に取り組んでおり、その成果は数多くの賞を受賞しています。

地域とともに歩む演劇

佐賀県と東京都港区の連携は、演劇に限らず様々なイベントを通じて広がっています。地域の歴史を知り、それを次世代へ伝えることで、互いの文化を共に育む大切さを実感することができる取り組みです。このような活動を通じて、若者たちの未来がより豊かになることを心から願っています。
ぜひ、この感動的な舞台を生で感じてみてはいかがでしょうか。高輪築堤の歴史と青春の物語があなたを待っています。