クリエイティブ・コレクティブ「白識|HASSHIKI」設立の背景
2026年1月に設立されたクリエイティブ・コレクティブ「白識|HASSHIKI」は、東京のアンダーグラウンドシーンを拠点に活動しています。彼らは、アーティスト同士の交流や異なる領域とのコラボレーションを重視し、互いの表現を侵食し合うことを通じて、開かれた社会の実現を目指しています。ストリーミングやSNSが普及した現代において、作家は個々に作品を発表することが可能になりましたが、そうした自己完結型の創作だけでは新たな表現の幅が狭まる危険性があります。「白識|HASSHIKI」は、そのような状況に対抗する形で設立されたものです。
3つの活動軸
「白識|HASSHIKI」の活動は、以下の3つの軸を中心に展開されています。
1. Session(あらゆる活動の定義)
HASSHIKIは「Session」という概念で、ライブイベントや作品制作、さらには実験的プロジェクトまでを含めた様々な活動を統一的に実施します。この活動の中で重視されるのは、アーティスト同士の関係から生まれる新しい表現です。観客と共に「聴く」や「見る」だけでなく、空間そのものを「体験する」機会を提供しています。今後は、特定のコンセプトに基づく実験的なプロジェクトも実施予定で、様々な分野のコラボレーターを募集中です。特に注目されるのが、音楽と食を結びつける「Sense Dining Session」や、非人間世界を探求する「Bio-Acoustic Session」などの実験的活動です。
2. Label(作品リリース)
音楽のジャンルを超えた作品リリースも再定義されます。アンビエントやテクノ、ノイズ、エクスペリメンタルなど多様なジャンルの音楽だけでなく、映像作品やアプリケーション、書籍などのメディアを通じて表現を展開します。
3. Archive(記録と言語化)
アンダーグラウンドな表現はしばしば一過性のものですが、HASSHIKIではこれらを熱量と共に記録し、文脈を整えることでアーカイブとして残すことに挑戦しています。
初のコンピレーションアルバム「耳識|NISHIKI vol.1」
このクリエイティブ・コレクティブの一環として、初めてのコンピレーションアルバム『耳識|NISHIKI vol.1』が2026年3月21日にリリースされます。このアルバムには、所属メンバーやコラボレーションアーティストたちによる多様な楽曲が収められています。具体的な参加アーティストにはお雑煮、Hello1103、Shotaro Hirataなどが名を連ね、それぞれの表現が融合した作品が楽しめます。配信プラットフォームはApple Music、Spotify、Bandcampの各種サービスを予定しております。
次回の活動とコラボレーター募集
『耳識|NISHIKI vol.1』のリリースを皮切りに、春以降には収録作品に関連した新しいSessionが企画されています。これらの体験の入口をデザインする計画が進行中で、今後の情報は公式サイトやSNSを通じて発信されるとのことです。また、各種プロジェクトやSessionに参加したいアーティストやサポーターも募集中で、異なる表現を追求する人々とのコラボレーションに期待が寄せられています。
HASSHIKIの活動は、これまでにない新しいクリエイティブな場の開拓を目指し、それに伴うワクワク感を多くの人々に伝えていくことでしょう。音楽やアートがどのように共鳴し、新たな表現が生まれるのか、ぜひその行く先を見守っていきたいと思います。