京都芸術大学の新たな舞台芸術プロジェクト
2025年2月23日(日)と24日(月・祝)、京都芸術大学内の京都芸術劇場 studio21で、松尾スズキ・リアルワークプロジェクト「ない」が上演されます。この公演は、著名な作家であり演出家、俳優でもある松尾スズキ教授が率いるプロジェクトで、大学の学生たちが中心となり、彼の書き下ろし戯曲を演じる機会となっています。
松尾スズキとは
松尾スズキは、1962年に福岡県で生まれ、1988年に自身の劇団・大人計画を設立しました。以降、数々の作品で作・演出・出演をこなし、多くの賞を受賞するなど、国内外で広く評価されています。特に2008年に公開された映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』では日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞し、その創作技術は多くの舞台人に影響を与えています。近年では、京都芸術大学の舞台芸術研究センターの教授として若い才能を育てる活動にも力を入れています。
プロジェクトの概要
今回の公演には、京都芸術大学の各学科から選ばれた学生たちが参加し、松尾スズキが書き下ろした短編戯曲9本が上演されます。作品は、朗読バージョンや一人芝居、三人芝居など多彩な形で演じられ、鑑賞者に新しい視点を提供します。具体的には、『ない』の朗読バージョンや一人芝居バージョン、さらには集団朗読劇『許されない男』など、さまざまなスタイルが展開される予定です。
公演日程とチケット情報
公演は2月23日と24日の14:00から始まり、開場は13:30です。一般観客及び京都市内の学生は、ふるさと納税を活用した補助金の支援により、観劇が無料となります。その他の観客は、すべて一律500円で観劇でき、予約や当日券も同じ料金で入手可能です。
チケットの予約受付は2025年1月13日10:00から始まりますので、興味のある方は早めの手続きをお勧めします。詳細情報は、京都芸術劇場の公式ウェブサイト(
https://k-pac.org/)をご覧ください。
演出補とキャスト
松尾スズキ氏は本プロジェクトの作・演出も手掛けており、演出補には土橋淳志が務めます。また、出演者には、浅井心優、伊藤風薫、岩崎野花など、多彩な才能が揃い、彼らの熱演から目が離せません。この機会に、若い才能が織り成す新しい舞台芸術の可能性をぜひ経験してください。
終わりに
京都芸術劇場 studio21は、大学が運営する本格的な劇場で、歌舞伎から現代演劇、ダンスまで、幅広いジャンルのステージを提供しています。今回のプロジェクトは、学生たちが新たな挑戦を通して成長する貴重な機会であり、これからの日本の舞台芸術を担う彼らの姿を見ることができる貴重なチャンスです。お見逃しなく!