日本でレコード購入の理由
2026-01-28 10:48:35

なぜ海外の音楽ファンが日本で新品アナログレコードを求めるのかの謎

日本でアナログレコードを買う理由



近年、海外の音楽ファンが日本を訪れ、新品のアナログレコードを購入する事例が増えています。その中でも、アナログレコード専門店「Face Records」が展開する「Face Records MIYASHITA PARK」のデータに基づき、特に人気のあるアーティストやアルバムについて考察してみました。この店舗の2025年の販売データによると、実に前年比約20%も売上が増加し、購入者の約90%が海外からのインバウンド客だという驚きの結果が明らかになっています。

知っておきたいレコードランキング



2025年の新品レコード売上において特に目を引いたのが、Nujabesの『metaphorical music』と『modal soul』です。次いで、久石譲のスタジオアルバムやジブリ関連サウンドトラックが続きます。このランキングでは、近年の日本の音楽が親しまれていることが伺えます。特に昭和から平成にかけての作品が多く、小さい頃から慣れ親しんだ曲が多いことも関係しているでしょう。

レコードランキングの中でも、シティ・ポップの代表格である杏里や山下達郎の楽曲が勢いを見せています。海外の音楽シーンで“Japanese City Pop”としてカテゴライズされたこれらの音楽は、単なるノスタルジーを超えて、新しい音楽体験へと進化しています。

インバウンド客が求める「体験」



ではなぜ、海外の音楽ファンは「日本で」レコードを購入しているのでしょうか。その明確な理由は、レコードそのものの価値に加え、「どこで購入したか」という体験の重要性があるからです。特にNujabesのローファイ・ヒップホップが生まれた場所である渋谷において、ファンたちは音楽の源流に触れ、その聖地での買い物を通じて音楽をより深く味わっています。

また、久石譲のジブリ作品のサウンドトラックは、映画の情景や感情を強く印象付け、日本を旅行した際の思い出と結びつくことが多いです。こうした文化的背景は、音楽をただの聴くものから、経験として持ち帰る価値を生んでいます。

さらに、シティ・ポップはただの懐かしさから、実際に現代のリスナーに新たな息吹を与えています。海外のファンは、渋谷の空気感を感じながらレコードを購入することで、音楽が生まれた地域に自らがいた証を持ち帰ることができます。

店員の観察による裏話



Face Recordsのスタッフによれば、今回のランキングに登場した作品群は、特に海外の顧客からの支持が強いとのことです。特にジブリ作品は、海外では新品として手に入りにくいため、訪日客が探している姿が度々見られます。Nujabesのアルバムも、何軒も店を巡った末にこちらで目当てのものを購入する姿が印象的です。

シティ・ポップに関しては、店頭でのレコメンドをきっかけに新しい音楽と出会う人も多く見られ、特に20代から30代の海外からのゲストが目立つという意見もありました。こうしたジャンルは、国内のお客様にも受け入れやすいことから、さらなる人気を誇っています。

生き続ける日本の音楽文化



Face Recordsは1994年に設立され、渋谷を本拠地とする名店です。現在、一番賑わっているのが「MIYASHITA PARK」店。この店は新譜・中古を問わず、日本の音楽文化を体感できる場として、多くの音楽ファンから愛されています。実際に店を訪れたお客様が手にするレコードの数々は、すべて両国間の文化的な架け橋となり、未来へとつながる価値ある音楽のかけらです。今後も日本のアナログレコード文化は、多様な人々に感動を与え続けることでしょう。


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