越境部活動第3期が始まった!
少子化や教員の多忙化が影響を与え、特に地方の学校では部活動の縮小や廃止が進行しています。この状況は、生徒たちの「好きから学び、仲間と共に挑む経験」を奪ってしまう恐れがあります。しかし、そんな逆境に風穴を開ける試みが「越境部活動」です。
越境部活動とは?
越境部活動は、地域や学校の枠を超えた“越境型の学び”を提唱し、生徒たちが自らの興味を追求し、共に学び合う場を提供する試みです。教室を飛び出して、地域の様々なリソースを活用することで、生徒たちが本来の部活動で得られる経験の価値を再構築しています。
今年から共催として参加する一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォームは、「意志ある若者にあふれる持続可能な地域・社会をつくる」をビジョンに掲げています。この団体は全国170以上の地域で「地域みらい留学」を展開しており、生徒たちが地元を離れてでも自分の興味に合った高校で学べる機会を提供しています。
地域みらい留学の特徴
地域みらい留学は、160校以上の公立高校の中から、自らの興味や関心に基づいて進学を選び、3年間をその地域で過ごす国内進学プログラムです。この取り組みにより、生徒たちの個性や自立心が育ち、地域に新たな風をもたらすことが期待されます。
第3期生の多様なメンバー
今期の第3期生は過去最多の45人が集まり、6つの異なる部活で活動が開始されました。具体的には、以下の部が存在します。
- - まちデザイン部
- - 生成AI部
- - スピーチ部
- - エネルギー部
- - スポーツ科学部
- - せかい留学部
10月上旬には、全国各地から高校生が東京に集まり、対面での合宿が行われました。生徒たちは互いに切磋琢磨しながら新たな学びの場を楽しんでいます。
今後の展開
地域教育魅力化プラットフォームと共催することで、より地方に住む生徒が参加しやすくなる体制を整えていきます。課外活動への参加は、自らの可能性を広げる「一歩目」であり、この越境部活動がその第一歩となることを目指しています。さらに多くの団体と連携し、新たな越境型部活モデルの構築へ向けた努力を続けていきます。
お問い合わせ
この取り組みに興味を持たれた方は、越境部活動事務局までお問い合わせください。新しい学びの場を一緒に創造していきましょう。
越境部活動事務局Mail: ekkyobukatsu@leapfor.org