#ヤマハ #PAアナログミキサー #模倣品対策

中国におけるPAアナログミキサーの模倣品取り締まり結果報告

中国における模倣品取り締まりの結果

ヤマハ株式会社は、中国でPAアナログミキサーの模倣品を製造・販売していた企業に対する刑事判決が確定したことを発表しました。この判決は、広東省中山市中級人民法院において行われ、2025年3月20日にその結果が確定しました。

当社は2023年の夏、模倣品が製造・販売されていることを把握し、商標権をもとに男の責任者に対して法執行当局に通報しました。これを受け、当局は迅速に捜査を行い、多数の模倣品を押収しました。

事件の経緯

模倣品の製造に関しては、2024年5月に起訴が行われ、模倣品の存在を認める形で3社の被告は全面的に事実を認めました。その結果、一審判決では以下のように罰則が科されました。

- 万格貿易（恩平）有限公司の販売責任者Aは懲役4年6ヵ月と850,000米ドルの罰金。
- 同社のBは懲役3年4ヵ月と110,000米ドルの罰金。
- 恩平市艾貝多音響機器有限公司のCは懲役3年、執行猶予5年、68,000米ドルの罰金。
- 同社のDは懲役3年、執行猶予4年6カ月、41,000米ドルの罰金。
- 広東華球五洲国際物流有限公司のEは懲役2年3ヵ月、執行猶予3年、6,800米ドルの罰金。

この一審判決に対し、一部の被告は控訴しましたが、二審では一審判決が維持され、結果的に刑罰が確定しました。

ヤマハのブランド保護への取り組み

ヤマハは、グローバルにわたって模倣品の撲滅に向けてさまざまな取り組みを行っています。中国においても10社以上の企業に対して模倣品に関する訴訟を提起しており、全ての裁判で当社の主張が認められ、模倣品の製造・販売が差し止められてきました。このように、ブランドの信用を守ることがヤマハの重要な使命です。

模倣品によってお客様やパートナーが被害を受けることのないよう、引き続き知的財産権を守るための厳格な方針を貫いていくとともに、様々な啓蒙活動を通じて社会全体にも模倣品の害を理解してもらうことに努めています。