元TBSアナ堀井美香が主演する舞台『フェードラ』日本初演

堀井美香が舞台『フェードラ』で新たな挑戦！

フリーアナウンサーとしてだけでなく、舞台にも挑む堀井美香が主演を務める舞台『フェードラ-炎の中で-』が、6月26日から東京・表参道の銕仙会能楽研修所で初日を迎えました。この作品は、今ドイツで注目を浴びている女性作家ニノ・ハラティシュヴィリの最新作です。

『フェードラ』は、ベルリンの劇団で上演されてきた実力派の作品であり、深作組の演出と翻訳により、観客に新たな視点を提供します。翻訳を手がけたのは大川珠季で、彼女は第16回小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞した実績も持っています。

この舞台は、堀井美香が演じる主役フェードラの悲劇的な愛の物語を描きます。アカマース役には人気声優の市川蒼、デモフォーン役には白又敦、ぺルセア役には若手の佐竹桃華、その他豪華なキャストが揃い、演技力にも期待が寄せられています。特に、堀井の初舞台でのパフォーマンスが観客を魅了することでしょう。

作品のテーマと現代へのメッセージ

『フェードラ』は、ギリシャ神話を基にしたストーリーですが、現代の問題も取り入れた深いメッセージ性を持っています。演出家の深作健太は、「現在、世界中で分断と差別が復活している。この作品は、そのような背景に対する問いかけでもある」と述べています。
彼の鋭い視点から生まれる舞台は、観客に感情的なインパクトを与えること間違いなしです。また、堀井美香が持つ天然なキャラクターも舞台に癒しを与え、観客の心を掴むでしょう。

初演の感想と今後の公演情報

初日の成功を経て、堀井美香は「最高のチームになっています。このメンバーの『フェードラ』を見逃さないでください」と公式コメントを発表。続いて行われる水戸公演への期待が高まります。

東京公演は6月26日から29日まで、水戸公演は7月5日、6日の二日間にわたって上演されます。観客は悲劇的なラブストーリーを通じて、愛と運命の重みを考えさせられることでしょう。