次世代スポーツ観戦体験!川崎ブレイブサンダースとAmpliumの挑戦
日本のプロバスケットボール界が、新しい時代の潮流に乗り出そうとしています。川崎ブレイブサンダースと米国のAmplium、そして日本の株式会社コンセントが手を組み、最先端の技術を活用した新感覚のスポーツ観戦体験を提供します。これを実現するための画期的な撮影が、2025年12月13日と14日に行われました。
まるで特等席にいるかのような視聴体験
この試合は、Appleが展開する「Apple Immersive Video」技術を駆使して収録されました。大きな特徴は、Blackmagic URSA Cine Immersiveという高性能カメラによるもので、2台体制での撮影が行われました。このカメラは180度の立体映像を捉える能力を持ち、まるでコートサイドにいるかのような没入感を与えることができます。観客は自宅にいながら、現地観戦と同じ感覚を味わえるのです。
海外の成功事例と日本への展開
この取り組みは、すでに米国では大きな成功を収めています。NBAのロサンゼルス・レイカーズでは、放送局Spectrum SportsNetと提携し、Apple Immersive Videoを活用した新たな観戦体験を提供しています。このように、場所を超えて楽しめるスポーツ観戦の価値は、今後日本においても大きな注目を集めるでしょう。
試合収録の背景と目的
Ampliumとコンセントは、この先進的な技術を日本国内のスポーツ興行に生かすべく、全力で取り組んでいます。試合収録を通じて、フルゲームの制作ワークフローを確立することが目標です。川崎ブレイブサンダースの広報プロモーショングループ、石川元氏は、試合の収録に対する期待感をこう述べています。「バスケは一度来れば楽しんでいただける自負があるが、最初の一回のハードルが高いのも事実。この新たな体験が、ファンの入り口となることを期待しています」とのこと。
Blackmagic URSA Cine Immersiveの詳細
Blackmagic URSA Cine Immersiveは、高い性能を誇る商用カメラで、Apple Vision Proに最適化されています。特別に設計された固定式デュアルカスタムレンズシステムを搭載しており、驚異的な解像度とダイナミックレンジを実現。片目あたり約5,987万画素、両眼合わせて16Kに相当する映像を記録可能です。これにより、視聴体験は一層リアルで臨場感のあるものとなります。
一流の技術と情熱が融合した挑戦は、今後のスポーツ観戦の在り方を大きく変えるかもしれません。これからの試合に期待が高まる中、ファンの皆さまにもぜひその目で新たな体験を感じてもらいたいと思います。
お問い合わせ
このテクノロジーに関するさらなる情報や制作・配信への興味がある方は、Ampliumまでお問い合わせください。メールアドレスはinfo@theamplium.comです。
この取り組みは、日本のスポーツ業界に新たな風をもたらし、ファンとの新しい繋がりを築く力となること間違いありません。次世代の観戦体験を通じて、より多くの人々がプロスポーツの魅力を体感できることを願っています。