NYのアーティストが贈る身体表現「The Seahorse Family」の魅力に迫る!

アートと家族の新たな解釈

埼玉県戸田市のRINNE complexで、ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、Kori Koolmanが構想した新たなパフォーマンスアート作品『The Seahorse Family』が開催されます。この作品は、異なるジャンルから集結した5名の表現者が参加し、「家族」というテーマを身体と記憶を通じて再構築する試みです。何気ない日常に潜む「役割」と「意味」を問い直し、観客と共に「家族とは何か？」を考える機会を提供します。

日本の空間概念「間」との共鳴

『The Seahorse Family』の面白さは、作品の核心に日本独自の空間概念『間（Ma）』が取り入れられている点です。この概念は、物事の間にある存在感や静けさを強調し、それが「ケア」「静かな抵抗」「役割の逆転」といったテーマを示す要素となります。このような静寂と動きの間に息づく“余白”は、観客にとっても新鮮な体験となることでしょう。

多様な表現者たちが織りなす即興の魅力

本作品には、身体表現の専門家、現代アーティスト、サウンドアーティスト、サックス奏者、経営者など、各分野で活躍する多様な表現者が参加しており、各々の専門性を活かしながら「いま・ここで」の即興的な交流が生まれます。この瞬間の出会いから生み出されるパフォーマンスは、時に挑発的であり、とても実験的なものであると言えます。

公演情報と参加者について

公演は2025年6月14日（土）に開催され、開場は16:00、開演は16:30です。入場料は前売1,500円、当日は2,000円で、予約が推奨されています。アフタートークではスナックとゆで卵が用意され、観客たちが作品の意義についてさらに深く答えを求める場となります。

出場者には、Kori Koolmanをはじめ、Tatsunori Hosoi（ビデオ・写真・絵画）、Hiroto Kimura（サックス奏者）、Takumi Mizuno（サウンドアーティスト）、Amano Yuto（演者）の面々が名を連ねています。これらの動きは、それぞれのバックグラウンドがぶつかり合いながらも融合し、独特な化学反応を生むことでしょう。

アートの新たな視点を体験しよう

このパフォーマンスアートは単なる表現に留まらず、家族の社会的構造について考えさせられる貴重な機会です。本公演は一部にヌードや性的な表現が含まれる可能性があるため、18歳未満の入場はご遠慮ください。アートを通じて深いメッセージを受け取り、観客同士の対話が生まれる場を体験してみてはいかがでしょうか。特別な日、この一瞬にシェアされる感情や体験をぜひ観に来てください。詳細は公式サイトでをご覧ください。