クリエイターの自由を促進するKUROGOが資金調達を完了、新事業FEAT制作部を発足

クリエイターの自由を後押しするKUROGOの新たな挑戦

クリエイターコラボプラットフォーム「FEAT」を運営するKUROGO株式会社（クロゴ）が、ついに資金調達を完了しました。今回の調達により、同社の累計調達額は約1億円に達し、新たなビジネス事業「FEAT制作部」を立ち上げ、クリエイターエコノミーをさらに活性化させる活動に乗り出します。

KUROGOとFEATの取り組み

KUROGO株式会社は、東京都中央区に本社を置き、クリエイタープラットフォームや制作事業を手がけています。「FEAT」は、音楽や映像、アートなどさまざまな分野のクリエイターが自由にコラボレーションできる場として注目を集めています。近年、メジャーレーベルに依存せず、独立して作品を発表するインディペンデントアーティストが勢いを増し、2024年には彼らのクリエイティブな活動がSpotify上で驚くべき収益を生み出す見込みです。

この自由なコラボレーションの場を提供する「FEAT」は、約1年の運営で登録クリエイター数が約4,000人を超える熟成された環境となりました。これにより、多くのクリエイティブな作品が日々生み出されています。

新しいビジネス事業「FEAT制作部」の設立

今回の資金調達を受け、KUROGOは「FEAT制作部」を発足しました。この新事業は企業からのアニメーションやミュージックビデオ（MV）制作の要望に応えられる体制を整えることが特徴です。企業向けの作品だけでなく、一般ユーザーも参加できるプロジェクトが生まれる場として期待されています。

FEAT制作部では、特にVtuberやプロダクション向けの制作を進めるとともに、CMやブランディングのためのアニメーション動画制作にも力を入れ、多様なクリエイティブのニーズに応えることを目指しています。企業の問い合わせは公式サイトを通じて受け付けています。

FEAT CONTESTの開催

さらに、KUROGOは大好評だった「FEAT CONTEST」を今年度も開催することを決定しました。このコンテストでは、作品の質を優先した徹底した評価基準によって参加者を選考します。新たに設けられた「最優秀作品賞」では、オリジナルのクリスタルトロフィーやプラットフォーム上のバッジが受賞者に授与されるなど、さらに豪華な特典が用意されています。企業からのサポートによる特典も充実しており、より多くのクリエイターにチャレンジの機会が広がります。

KUROGOの理念と今後の展望

KUROGOの代表、工藤吟氏は、アーティストとして活動する中で、古い業界構造に直面し「業界そのものを刷新する必要がある」と感じ、起業を志した背景があります。彼は、自由で平等な創作環境の実現を目指し、新たなインフラの構築を行っています。音楽やエンターテイメント業界には未だに昭和的な構造が残っているため、クリエイターが納得のいく報酬を得られる環境の整備が急務となっています。

今回の資金調達に賛同した投資家たちからは、KUROGOのビジョンに期待が寄せられており、新たなクリエイターたちが国際的に活躍する未来を共に築いていくという誓いが語られています。

KUROGOは引き続き、クリエイター中心の新たな業界エコシステムの構築に向け、着実に成長を続けていくことでしょう。これからも彼らの挑戦から目が離せません。