月刊文芸小説誌『小説野性時代』2025年8月号のご紹介
株式会社KADOKAWAが刊行する月刊文芸小説誌『小説野性時代』の2025年8月号が公開されました。配信開始日は2025年7月25日で、読みごたえのある作品が揃っています。この号では、特に注目の作品がいくつか掲載されており、読者の興味をそそること間違いなしです。
連載第2回:今野敏『百鬼』
今野敏の人気シリーズ『百鬼』の第2回が掲載されています。この作品は、関節技を使い被害者を病院送りにする「鬼」と呼ばれる存在が中心となるサスペンスです。物語は、七つの署が震撼する連続傷害事件を描いています。事件の背後には一体何が隠されているのか、そして「鬼」とはどういった人物なのか、切迫したストーリー展開が続きます。
最終回作品の魅力
寺地はるな『町は今日も』
寺地はるなによる『町は今日も』は、感情豊かな作品で、最終回を迎えました。主人公たちが心の底からつながることのできない気持ちを抱えつつ、それでも彼らの「今日」を優しく照らす町の物語が描かれています。この作品は、登場人物たちの日常と彼らが抱える心の葛藤を繊細に表現しており、読者の心に深く響くことでしょう。
馳星周『海霧(ジリ)』
また、馳星周の『海霧(ジリ)』も最終回を迎えます。本作は主人公が、霧子に会うために大樹の元へと向かう旅を描いています。「歩け、大樹、歩け」という力強い言葉と共に、浦河の夜明けに現れる海霧がどのように彼らの運命に影響を与えるのか、物語の結末が待ち遠しいです。
貴方の未来を描く新作
この号では、安部若菜の『描いた未来に君はいない』も必見です。転校生・奈海を主人公にしたこの小説は、人生最後の夏休みを舞台に、彼女の秘められた過去が徐々に明らかになっていくストーリーです。青春の切なさが漂う作品で、読者を惹きつけること間違いなしです。
人気のリーガルミステリ
米澤穂信と星野源のコラボによる『石の刃』、こちらはついに「殺人日記事件」の全容が明らかになる回も見逃せません。複雑なリーガルミステリの展開は、思わず目が離せなくなります。
書誌情報
『小説野性時代』2025年8月号は、349円(税込385円)で手に入ります。毎月25日に配信され、ダウンロード型の電子書籍に加え、「角川文庫・ラノベ読み放題」などのプラットフォームで楽しむことができます。ぜひお手元でご体験ください。
まとめ
2025年8月号の『小説野性時代』には、サスペンスから青春小説まで、読者が心を打たれるような作品が揃っています。最後の連載回や新しい連載作品を是非お楽しみください。