大阪・お城フェス2025の魅力
2025年8月9日と10日、グランフロント大阪で『大阪・お城フェス2025』が開催される。このフェスティバルの目玉の一つは、特別展示『飯盛城と三好長慶』だ。この企画展示は、大東市と四條畷市教育委員会の特別協力で行われ、戦国時代の日本の歴史を深く探求する絶好の機会となっている。
飯盛城の歴史的意義
飯盛城は、『織田信長に先駆ける天下人』と称される三好長慶の居城であり、その歴史には多くの興味深いエピソードが刻まれている。今回の展示では、飯盛城の出土品や歴史的遺材写真を通じて、その姿を余すところなく紹介する。特に、四條畷市教育委員会が所蔵する出土遺物や、大東市立歴史民俗資料館の貴重な資料が展示されることが期待されている。
企画講座の内容
同日、初日には「飯盛城と三好長慶―考古学で読み解く長慶の城づくり―」という企画講座が実施される。この講座では、李聖子氏が講師を務め、大東市・四條畷市に広がる飯盛山の歴史を掘り下げる。1890年代に文献に初めて登場した飯盛城は、三好長慶が居城にすると共に、その重要性が増した。考古学の調査を通じて、長慶の戦略や城の構造がいかに築かれたのかを学ぶことができる。
フォーラムの開催
また、同日に行われるフォーラム「三好・松永の城」では、中西裕樹氏、天野忠幸氏、李聖子氏が登壇し、三好長慶だけでなく、その重臣である松永久秀の城についても探求する予定だ。彼らの権力の特質や、室町幕府との関係、さらには織田政権との関連性についても考察が行われる。戦国時代における城の重要性と、それにまつわる歴史の深層に触れることができる貴重な機会だ。
イベント詳細
『大阪・お城フェス2025』の会場はグランフロント大阪北館B2階のナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター。会期は9時30分から17時30分(最終入場17時00分)まで開場し、一般チケットは当日大人1600円、中高生1000円で、前売券はそれぞれ1400円、800円で販売されている。小学生以下は入場無料だが、成人の保護者同伴が必須。
お申し込み方法
チケットは各季連携プレイガイド(ローソンチケット、チケットぴあ、楽天チケットなど)から購入可能。講座やフォーラムに参加する際は、別途参加料1000円(税込)が必要。最新情報は公式HPと連携チェックを行い、是非この歴史の祭典を楽しんでほしい。
『大阪・お城フェス2025』は、戦国時代の歴史を身近に感じるさらなる絶好のチャンス。この機会にぜひ、参加してみてはいかがだろうか。