『学校の怪談』30周年
2025-07-07 20:28:21

『学校の怪談』30周年記念!Blu-ray発売と上映イベントの魅力

『学校の怪談』30周年! Blu-ray発売記念上映会の魅力



1990年代のホラーブームを受けて、社会現象にもなった映画『学校の怪談』シリーズ。1995年に公開された第一作は、今年で30周年を迎え、特別なBlu-rayボックスが7月16日にリリースされることとなった。これを祝して、7月6日には東京・池袋のHUMAXシネマにて、主演の野村宏伸や平山秀幸監督、脚本家奥寺佐渡子が登壇した上映会と舞台挨拶が行われた。

登壇者たちの貴重な話



このイベントでは、当日の挨拶の中で、ゲストたちが30年前の作品についての思いや貴重なエピソードを披露した。主演の野村は、自身が久しぶりに映画を見返し、フィルムの美しさや作品への感慨深い思いを語ったと言う。「作品の良さを改めて感じました」と語る彼の表情からは、当時の想いが色濃く伝わってきた。

平山監督は、「不思議な感覚」としつつも、今の自分と照らし合わせながら映画を観ることができ、非常に新鮮だったと語った。奥寺は「多くの人々に再見されることに感激しています」と、感謝の意を示した。

映画の魅力とは



上映後、熱心なファンの質問に、登壇者たちは『学校の怪談』がどのように今なお人気であり続けているのかを分析した。野村は、自身が演じたキャラクターの自然さや、子供たちとともに等身大で物語に対処する様子に、その魅力があるのではないかと考えるようだ。「お兄さんがたまたま先生になり、生徒とともに恐怖を乗り越えていく姿が、観客の心を惹きつける」と語った。

平山監督は、幼少期の怪談の記憶と作品の違いを指摘し、幽霊たちを「友達」と捉えるテーマが一貫していることの重要性を語った。また奥寺も、こののような「テーマパーク」のような雰囲気が多くの人々に親しみを感じさせているのだろうと述べた。

キャストと撮影の苦労



また、当時の子役たちとのコミュニケーションについても言及され、野村は「子どもたちとの距離を保つことが大切」だったと語った。意図的に子どもたちとの接触を制限し、緊張感を保つように心掛けていたようだ。平山監督は、撮影中の子どもたちが持つ自由な感性を引き出すためにカメラを回し続けた経験について語り、その過程を思い返していた。700人から選ばれた子役たちのオーディションでは、自然体の子どもたちの姿が求められたと言う。

あの名セリフが生まれた理由



また、印象に残るセリフについて、奥寺は若い頃から自然に目にしたものを描いた結果生まれたと振り返る。「サヨナラ」をテーマにした「私を忘れないでね」というセリフにも、深い思いが込められていると明かした。そのセリフに関しては、観客も強い共感を持ったと推察される。

今後の展望とファンへのメッセージ



イベントでは、今後もしリメイクや続編が制作されるとしたらどのような作品にしたいかとの質問もあり、平山監督や奥寺、野村がそれぞれの「昭和」的要素を含んだ作品に期待を寄せていた。特に、現代ではなく、過去の時代の世界観を生かしたストーリー展開が可能だとの意見が出た。

最後に登壇者たちはファンへの感謝の言葉を述べ、明るく盛況なイベントは無事に幕を閉じた。今回の記念イベントで、再び『学校の怪談』の魅力を感じることができたことは間違いない。

Blu-rayの詳細



新たにBlu-ray化される『学校の怪談』シリーズの価格はそれぞれ6,050円(6月16日発売)。ファンにとっては待望のリリースで、今後も多くの世代に名作として引き継がれていくことでしょう。すでに全席が完売した上映会の盛況を受けて、ますます注目を集めることは間違いありません。作品の魅力を改めて見直すためにも、ぜひご覧ください。


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