熊本の地下水保全活動を支えるNOK九州の田植えイベント
NOK九州株式会社は、熊本の地下水を守るための重要な取り組みとして、公益財団法人くまもと地下水財団が実施する「水田オーナー制度」に参加しています。この制度は、生産者とオーナーが協力し合いながら米作りを行い、雨水が地下に浸透する環境を維持することで、貴重な地下水を保全するものです。
2026年の今年、NOK九州の社員やその家族ら41名が、熊本県菊池郡大津町の水田で田植えを行いました。参加者は、生産者の方々との交流を通じて、地域社会とのつながりや農業の大切さについて学びました。この田植えイベントは、参加者にとって特別な体験となり、働きかけの意味を実感する場となりました。
地下水保全の意義
NOK九州の複数の工場では、製造過程において熊本の豊かな地下水を使用しています。そのため、地下水を守る活動は企業としても極めて重要です。「水田オーナー制度」に参画することで、NOK九州は阿蘇地域の水資源の保全に貢献しています。この制度は2012年に設立された「くまもと地下水財団」が運営しており、山の水を守るために地域一体となって取り組んでいます。
意義が大きいこの制度は、参加者にとっても実際に田植えを体験することによって、地下水の保全活動がどう行われているのかを理解できる貴重な機会であると同時に、家族や社内の仲間たちと共に楽しむイベントにもなります。
田植えの様子と参加者の反応
田植えは、初めての経験という子どもたちや、毎年この活動に参加している社員たちが一緒になって行いました。田んぼに入ると、思わぬ泥に足を取られながらも、無事に目標となる2面を植え終えることができました。開会式では、江下昌徳氏から「水田オーナー制度」が具体的にどのように地域の地下水を育むのか、また大津町の真木地区では約50,000立方メートルの地下水が育まれることなどが説明されました。
参加者たちの中には、作業を通じて農業の役割や水田の重要性に新たな気づきを得た人も多くいました。
- - 「苗をスムーズに植えられる子供たちの成長を感じ、恒例行事として楽しんでいる」と話すのは、NOK熊本事業場の堀江聡氏。
- - 一方で、「普段の食生活とお米の有り難みを再認識した」と語ったのは、環境安全課の小坂房子氏です。
彼らの体験は、単なる作業ではなく、社会貢献と自己成長を日々の業務に結びつけるきっかけにもなっています。
今後の活動と地域貢献
田植え後の秋には、収穫したお米を熊本市のフードバンクや子ども食堂に寄付し、地域の食支援に利用する予定です。また、11月ごろには米作りを通じて育まれた地下水の量を示す「かん養量証明書」が参加者に交付されます。昨年度はおよそ4,500トンの地下水が育まれた実績があり、今年の活動がそれを上回ることを期待しています。
まとめ
NOK九州の「水田オーナー制度」への参加は、地域との絆を深めるだけでなく、未来の水資源の保全にも貢献する重要な活動です。参加者の皆さんは、楽しみながら学び合い、地下水保全の意義を噛みしめる機会を得たことと思います。こうした取り組みを通じて、地域の水環境が守られ、次の世代へのつながりが生まれていくことを願っています。