畑澤聖悟による新作「蛍の光、窓のイージス」
2025年10月、劇団文化座が新たな舞台作品『蛍の光、窓のイージス』を上演します。この作品は、劇作家であり演出家でもある畑澤聖悟の書下ろしであり、観客に現代社会の複雑な状況を鋭く問うものとなっています。上演期間は10月17日から26日まで、会場は東池袋あうるすぽっとです。
舞台の背景とあらすじ
舞台の舞台設定は秋田市。ここは、劇団文化座を創設した演出家、佐佐木隆の故郷でもあります。この作品のテーマは2017年に日本政府が導入を決定したイージス・アショアに関連しており、その配備をめぐる賛否が市民間で分かれる衝突を描いています。
ストーリーは、2019年3月1日の朝に始まります。卒業式を前に、私立米倉学園秋田城西高校の教員、森は卒業生の代表、菊地みやびを呼び出します。彼女の答辞にイージス・アショアに言及する部分があることが判明し、問題が発生します。森は、彼女にその部分を削除するよう頼みますが、みやびはこれを拒否。教員たちは彼女を説得しようと奮闘しますが、卒業式が近づくにつれて緊張感は高まります。果たして、彼女の答辞は如何に!
公演概要
公演の日時は以下の通りです:
- - 10/17(金) 19:00
- - 10/18(土) 14:00
- - 10/19(日) 14:00(アフタートークあり)
- - 10/20(月) 14:00
- - 10/21(火) 14:00
- - 10/22(水) 14:00
- - 10/23(木) 14:00
- - 10/24(金) 14:00(アフタートークあり)
- - 10/25(土) 14:00
- - 10/26(日) 14:00
アフタートークでは、演出の西川信廣や原作者の畑澤聖悟が登壇し、作品についての深いところを語ります。11月19日には西川と演者の佐々木愛が、24日には西川と畑澤が話し合います。これは観客にとって、新作の背景や制作過程を更に理解する貴重な機会となるでしょう。
チケット情報
チケットは現在、「カンフェティ」にて販売中で、一般チケットは5,500円、カンフェティ会員割引を利用すれば4,500円となります。すべての席は指定席で、観客は事前に好きな席を選んで購入することが可能です。開場は開演の30分前で、上演時間は約2時間を予定しています。
まとめ
新作舞台『蛍の光、窓のイージス』は、ただの卒業式を描くだけでなく、現代社会の複雑な問題を反映した深い物語になっています。この作品を通じて、観客には多くの刺激と思考を提供することでしょう。たくさんの方が訪れ、劇団文化座の新作を楽しめることを期待しています。詳しい情報は公式ホームページで確認できます。