Doleが描く感動の物語、ベルギー映画祭での上映が発表
Dole株式会社が、フルーツロスの削減を目的とした「もったいないバナナプロジェクト」の一環として制作した動画『もったいないバナナSTORY』が、2025年10月にベルギーで開催される第18回「レイザー・リール・フランダース映画祭」で上映されることが発表されました。この映画祭は、核となるテーマである新しい才能の発掘と多様なジャンルの作品を通じて、映画が持つ力を広める場として注目を集めています。
もったいないバナナプロジェクトとは
「もったいないバナナ」とは、育てられたにも関わらず流通の過程で規格外とされてしまったバナナのことです。廃棄される運命にあるバナナを一つでも多く救おうという思いから、Doleは2021年からこのプロジェクトを行ってきました。プロジェクトでは、規格外のバナナを新たな食品やドリンク、アイスクリームなどに生まれ変わらせ、多くの人へ届ける取り組みがなされています。
心に響くストーリー
『もったいないバナナSTORY』は、フィリピンのバナナ農園で育ったバナナの兄弟の中で、見た目が異なるために離ればなれになってしまったバナナの旅を描いています。映像とBGMだけで表現されたこの約4分間のストーリーは、少し切なく、でもどこか心に残るメッセージを持っています。この動画は2025年4月に公開され、公式サイトやSNSを通じて多くの人に親しまれてきました。
映画祭での上映
「レイザー・リール・フランダース映画祭」は、アクション、ファンタジー、アニメーションなど多様なジャンルの作品を上映し、若手監督を応援する「ヤング・ブラッド賞」などを通じて新たな才能の発掘に力を入れています。日本映画からも話題作が紹介される予定となっており、Doleの『もったいないバナナSTORY』の上映もその一部として多くの注目を集めています。ディレクターのパトリック・ヴァン・ハウワート氏も、「この作品は創造性豊かで、廃棄と価値について問うたいと考えさせられる」と語り、映画祭にぴったりの作品であると評価しています。
Doleの理念
Doleは「フルーツでスマイルを。」というブランドメッセージの下、フルーツを通じて「もったいない」という日本の精神を世界中に広めたいと考えています。このプロジェクトを通じて、広く人々にフルーツロスの問題を知ってもらい、持続可能な社会への理解が深まることを期待しています。
実施概要
- - 映画祭名: Razor Reel Flanders Film Fest 2025
- - URL: Razor Reel
- - 開催期間: 2025年10月23日 - 11月1日
- - 『もったいないバナナSTORY』上映日: 10月30日
Doleは、この活動を通じてフルーツロス削減の意義や、規格外のフルーツが持つ価値を多くの人に伝えていくことを目指しています。その思いは、今後も多くの形で表現されることでしょう。この映画祭での上映を機に、さらに多くの人々が「もったいないバナナ」のメッセージに触れることを願っています。