香港映画の魅力を再発見!
近年、日本でも注目を集めている香港映画ですが、特にその舞台となる「九龍城砦」は、1990年代まで実在した伝説の魔境です。その独特な雰囲気は、多くの映画制作に影響を与えてきました。AXN株式会社が運営する洋画専門チャンネル『ザ・シネマ』では、4か月にわたる特集「香港シネマ大全」を展開中で、ついに最後の章として『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』を中心に、九龍城砦を舞台にした傑作香港映画たちが放送されます。
九龍城砦の魅力とは?
九龍城砦は、圧倒的な密集度と独自の自治が存在する場所でした。この場所は、かつて香港における闇社会の中心地とされ、カスケード状の建物が立ち並ぶその景観はまるで迷宮のよう。映画制作にあたり、セットとしても再現されるこの美しい無法地帯が、多くの人々を惹きつけます。特集では、そんな場所を舞台にした作品が集められています。
『省港旗兵・九龍の獅子/クーロンズ・ソルジャー【2Kレストア版】』
この作品は、国内でのTV初放送となります。実際の九龍城砦で撮影された銃撃戦が見所のド迫力の実録アクション。サモ・ハン・キンポーが製作総指揮を務め、未だに香港ノワールの金字塔として評価されています。
あらすじ
犯罪歴のある元人民解放軍兵士トンが、仲間を引き連れて宝石強盗を計画。しかし、彼らが狙う宝石店はすでに他の強盗に襲われ、警察との壮絶な銃撃戦が繰り広げられます。この続きは、ぜひ本編でご覧ください。
『追龍』
次に放送されるのは、ドニー・イェンとアンディ・ラウが共演した香港ノワールの決定版、『追龍』。この作品もまた、九龍城砦の影響を受けたものとなっています。
あらすじ
1960年代の香港を舞台に、報酬につられて黒社会へと足を踏み入れた主人公が、警官との友情と裏切りに直面する軌跡が描かれています。
『新ポリス・ストーリー(1993)』
最終日に放送されるジャッキー・チェン主演の『新ポリス・ストーリー』は、実際の誘拐事件をもとにした物語で、緊張感が漂うストーリー展開が魅力です。
あらすじ
犯罪者に狙われる不動産王を護衛することになったチェン刑事。辛勝するも、身代金の振込み先が台湾の銀行口座というミステリアスな展開が待っています。
おわりに
香港映画の魅力は、アクションだけではなく、文化や社会に対する鋭い視点を持つところでもあります。『ザ・シネマ』の特集は、そんな香港映画の深い世界を感じるチャンス。ぜひ、この機会をお見逃しなく!放送は11月10日(月)から12日(水)まで。興味深い映画たちが待っています!