ヒュンメルの意義深いチャリティーオークション
デンマークのスポーツブランド、ヒュンメルが新たなチャリティーオークションを展開します。今回の焦点は、大阪ブルテオンとの共同プロジェクトによって生まれた手話シャツです。このオークションは、12月17日から28日まで、モバオクで行われ、売上の全額は大阪府内の聴覚支援学校に寄付されます。
手話シャツの背景と意義
この手話シャツは、選手たちが実際に着用したものに直筆のサインが入っており、特に思い入れのあるアイテムとなっています。ヒュンメルは「Change the World Through Sport(スポーツを通して世界を変える)」というビジョンのもと、人権やジェンダー、平和をキーワードにしたプロジェクトを行っています。その一環で、大阪ブルテオンの試合場では、聴覚障がい者支援に向けた取り組みが実施されました。
具体的には、12月6日に行われた東京グレートベアーズ戦では、選手たちが手話シャツを着用してウォーミングアップ。そして、会場内に設けられた手話ブースでは、ボランティアが手話教室を開くなど、多様な交流が生まれました。さらに、11月には日本初開催となったデフリンピックで金メダルを獲得したデフバレーボール日本代表が、シャツを着用して入場し、手話で応援する姿も印象的でした。
オークションの詳細
今回のチャリティーオークションでは、手話シャツが19枚用意されています。その中には、全選手のサインが入った特別なシャツも含まれており、デザインはフラッグを重ねたコンセプトに手話のイラストがあしらわれています。「心の旗を振ろう」をテーマにし、手話での「一緒に」と「チャレンジ」という言葉が表現されています。
今回のオークションでは、販売とは別に寄付も実施されます。売上全額に加え、記念の品としてリリースされたシャツの販売利益も寄付され、四つの聴覚支援学校にバレーボールなどのスポーツ用品が届けられます。
オークション情報
- - 期間: 2025年12月17日(水)17:00~12月28日(日)22:00
- - 販売サイト: モバオク特設ページ
- - 販売価格: 8,800円からスタート
- - 寄付先: 大阪府内の聴覚支援学校(大阪府立中央聴覚支援学校、大阪府立生野聴覚支援学校、大阪府立堺聴覚支援学校、大阪府立だいせん聴覚高等支援学校)
大阪ブルテオンとヒュンメルの情報
大阪ブルテオンは1951年設立の男子バレーボールチームで、これまで数々の栄光を手にしています。リブランディングを経て、強豪チームとしての新たな出発をしています。一方のヒュンメルは、100年の歴史を持ち、世界初のスタッド付きフットボールブーツを開発した老舗ブランド。最近ではスポーツを通じて社会への寄与を目指し、多様な取り組みを行っています。
公式ウェブサイトもぜひご覧ください。
まとめ
ヒュンメルと大阪ブルテオンのコラボレーションによる手話シャツは、単なる衣服ではなく、多くの人々の思いを込めた特別な存在です。手話を通じて、聴覚障がい者への支援だけでなく、社会全体をより良くするための第一歩となることを願っています。このオークションを通じて、スポーツの力を実感し、多くの人にそのメッセージが届くことを期待しています。