25年の時を越えた名作の劇伴集
2002年にリリースされたビジュアルノベルゲーム『腐り姫』は、中村哲也氏による魅力的なキャラクターデザインと共に、多くのファンを魅了してきました。この作品は、見た目は可愛らしいものの、時にはおぞましいシーンやコミカルな展開を打ち出すことで、今なお多くの人に語り継がれています。そんな名作が、25年という長い時を経て、初のオリジナルサウンドトラックをリリースすることになりました。
劇伴集の魅力
今回のサウンドトラックのリリースは、CDとLPの2形態で行われます。ジャケットは中村哲也氏が描きおろしたもので、ファンにとってはたまらないビジュアルが楽しめます。さらに、CDとLPでは異なる内容の制作陣インタビューが収録され、マスタリングもそれぞれに異なるため、両方の形式を手に入れたくなるような仕掛けが用意されています。この音楽は、ゲームのシナリオを盛り上げる重要な要素であり、再生することで得られる感動は格別です。
不思議な記憶を呼び起こす音楽
サウンドトラックには、心に響く劇伴が収められています。たとえば、01.「とうかんもり」、02.「イージィーゴーイング」など、プレイヤーの記憶に刻まれたシーンが脳裏に蘇ります。「あなたは今、何周目の『五樹』なのか?それとも『蔵女』として世界を赤く染め上げる機会を伺っているのか」との問いかけは、プレイヤー自身に深いメッセージを投げかけます。
リリース情報
このサウンドトラックは、2026年1月7日(水)に発売され、CD版は税抜3,000円、税込で3,300円という価格設定です。一方、LP版は税抜9,091円、税込で10,000円となっています。レーベルは狼工房(株式会社ディスクユニオン)が担当しており、品番はCDがCHPY1055、LPがCHPY1053です。バーコードもそれぞれ異なるため、収集家には嬉しいポイントです。
曲目リスト
収録曲は、全20曲で構成されています。主な曲名としては、
- - 「腐り姫の伝説」
- - 「愛慾に光る」
- - 「濡れた窓辺」
などが挙げられます。どの曲も耳に残るような印象深いものばかりで、サウンドだけでなく、ゲームのさまざまな場面を思い出させる力を秘めています。
公式サイトでの情報も
さらに、詳細な情報は『腐り姫』の公式サイト(
https://www.liar.co.jp/kusaritop.html)でも扱われているため、興味ある方はぜひチェックしてみてください。25年の時を経て生まれたこのサウンドトラックは、懐かしの名作ファンならずとも、音楽ファンにとっても見逃せないアイテムとなることでしょう。