映画『災 劇場版』、劇場公開決定と映画祭出品
2026年、異色のサイコ・サスペンス映画『災 劇場版』が劇場公開されることが決まりました。同時に、第73回サン・セバスティアン国際映画祭のコンペティション部門への正式出品も決定し、この映画がどのような評価を受けるかが注目されています。
『災 劇場版』の特徴
本作は、WOWOWが制作した「連続ドラマW災」を劇場用に再構築したもので、観客を未知の恐怖へと誘います。物語は、平穏な日常を送る6人の人生に、突如として降りかかる『災い』の物語です。その背後には、交わることのない6人の日常にひそむ“男”が存在し、彼の存在に気づいた時、観客は計り知れぬ恐怖を経験します。
各話は独立しているものの、全6話からなるこの映画では、時系列や展開を大胆に組み替え、新たな視点から物語を楽しむことができます。これにより、従来のドラマとはまったく異なる新たな形で登場します。
サン・セバスティアン国際映画祭での評価
サン・セバスティアン国際映画祭は、1953年に始まったスペイン語圏最大の映画祭として知られ、過去には多くの名作が出品されてきました。本作の監督である関友太郎氏と平瀬謙太朗氏は、以前から活躍が評価されており、彼らのデビュー作『宮松と山下』も同映画祭のNew Directors部門に正式招待されています。このたびの出品も、彼らの映画への期待の高さを示しています。
作品に名を連ねる豪華キャスト
『災 劇場版』には、人気俳優である香川照之をはじめ、中村アン、竹原ピストル、宮近海斗、松田龍平など、実力派キャストが名を連ねます。彼らの演技が、どのように物語に厚みを加え、重層的なストーリーを形成しているのかにも期待が高まります。
公開日と配信の詳細
この映画の劇場公開は2026年を予定しており、前情報として「連続ドラマW災」の初回放送が2025年4月6日に行われることも決まっています。劇場版の公開に先駆けて、WOWOWプライムでの放送やWOWOWオンデマンドでの配信も行われる予定です。これにより、より多くの視聴者がこの作品に触れる機会が得られるでしょう。
- - 出演者: 香川照之、中村アン、竹原ピストル、宮近海斗、松田龍平、内田慈、藤原季節、じろう(シソンヌ)、坂井真紀、安達祐実、井之脇海 など
- - スタッフ: 監督・脚本・編集:関友太郎、平瀬謙太朗 / 音楽:豊田真之
日本のサイコ・サスペンス映画が、国際的な舞台でどのような評価を受けるのか、その続報にぜひご注目ください。