第2回日本みどりのゆび舞台芸術賞授賞式の模様と受賞劇団紹介

第2回日本みどりのゆび舞台芸術賞授賞式

2025年6月3日、公益財団法人日本フィランソロピック財団は東京都内で第2回「日本みどりのゆび舞台芸術賞」の授賞式を行いました。この賞は、演劇界の発展に寄与するために設立され、受賞した劇団には大きな期待が寄せられています。本記事では、授賞式の様子と受賞劇団について詳しくお伝えします。

授賞式の開催

式典には、受賞劇団の関係者や選考委員、財団関係者部分を含む約50名が集まりました。まずは、公益財団法人の岸本代表理事から挨拶があり、「みどりのゆび」という名称は、モーリス・ドリュオンの児童文学『みどりのゆび』に由来し、演劇界に花を咲かせるという願いが込められていることが説明されました。

受賞劇団には、賞状と副賞の賞金目録が贈呈され、各劇団の代表者が喜びや今後の抱負を語りました。受賞劇団は、どの団体も自らの演劇に対する思いや地域への感謝の気持ちを語り、次の目標へ向けた決意を新たにしました。特に、地元や自分たちのルーツに基づいた公演を大切にし、次は大賞を目指すという意気込みが感じられました。

受賞劇団の紹介

今回の授賞式で受賞した劇団は以下の通りです。

- HOPE賞

- 劇団野らぼう（長野県）
- ホエイ（東京都）

- 選考委員賞

- 弦巻楽団（北海道）
- あやめ⼗⼋番（東京都）
- コンプソンズ（東京都）
- PANCETTA（東京都）
- 理性的な変⼈たち（東京都）

お祝いの言葉と決意

選考委員からは、受賞劇団への温かい祝福と激励の言葉が贈られ、今年の受賞劇団のエネルギーに心を打たれたという声が多く上がりました。また、劇団活動の持つ重要性や演劇が持つ優しさと力についても語られ、興味深いお話が続きました。特に、演劇は暴力と対極にあるものであり、革新や挑戦を続けることの重要性が強調されました。

今後の展望

授賞式の締めくくりには、選考委員長の吉原氏からの挨拶がありました。彼は、長年演劇を観続けてきた経験を語り、受賞劇団に対する感謝の気持ちを述べました。受賞した劇団には、今後も演劇を通じて新しい文化の創造に寄与していただくことを期待しています。

授賞式の後は、劇団関係者同士が親交を深める時間が設けられ、温かな雰囲気が広がりました。特に、子ども連れの関係者も多く、将来の演劇界を担う子どもたちへの期待も感じられました。

日本みどりのゆび舞台芸術賞は、今後も国内の優れた演劇活動を支援し、多くの劇団の成長を助ける取り組みを続けていくことでしょう。受賞した劇団の皆さんの今後の活躍に、大いに期待が寄せられています。