音楽劇『エノケン』が感動の初日を迎え、榎本健一の人生を描く

音楽劇『エノケン』初日開幕！

音楽劇『エノケン』がついに初日を迎えました。本作は、日本の喜劇王と称される榎本健一の波乱に満ちた人生を描き、作家又吉直樹が新たに戯曲を手がける意欲作です。演出はシライケイタ、主演を市村正親が務めることで、期待が高まっています。

個性豊かなキャストが揃う

市村正親が榎本健一役として全編にわたり熱演。彼は、歌に踊りに芝居にと、さまざまな表現で観客を魅了します。エノケンは戦前から戦後にかけて全国的な人気を博した喜劇王ですが、その人生には波乱が訪れます。市村はその全てを描くべく、全身全霊で演じます。

松雪泰子はエノケンの妻である榎本よしゑと、息子を支える花島喜世子の二役を演じ、どちらの役も彼を愛し支えた女性としての深い感情を表現。加えて、本田響矢がエノケンの息子・鍈一と、若き日の劇団員・田島太一という対照的なキャラクターを演じるのも見どころです。

また、豊原功補がエノケンの友人で座付き作家の菊谷榮を演じ、戦争という時代背景の中での友情や葛藤を繊細に描写しています。その他にも、小松利昌や三上市朗、斉藤淳など実力派俳優たちが集結し、シライの演出によりエネルギー溢れる舞台が届けられます。

名曲とオリジナル楽曲の融合

音楽劇では、榎本健一が愛した名曲が生演奏で披露されます。「洒落男」や「東京節」、さらには本作のために作詞・作曲されたオリジナル曲「夢や」も加わり、エノケンの人生を歌い上げます。音楽が物語に華を添え、観客の心に深く響くでしょう。

公演情報

本作は2025年10月7日から26日まで、日比谷シアタークリエで上演されます。また、大阪、佐賀、愛知、川越でも巡演されるため、全国の観客がこの感動的な舞台を体験できる機会が増えます。

市村正親は、「エノケンという素晴らしい人間の物語を、しっかりと伝えられたら」と作品への想いを語ります。他のキャストもその魅力を多くの人々に届けるため、一生懸命に作品を作り上げてきたとのこと。当舞台が多くの観客に感動を与え、榎本健一の精神を感じてもらえることを願っています。

公式サイトもチェックして、ぜひ新たなるエンターテインメントの一端を体験してみてください。あなたも『エノケン』の世界に飛び込んで、その魅力に触れてみるべきです。