インクルーシブ掛け声 大津町での新たな挑戦
2025年10月19日(日)、熊本県大津町において、青楓館高等学院の生徒たちが地域住民と共に、インクルーシブをテーマにしたまちづくりイベントを実施します。この取り組みは、課題解決型学習と呼ばれるPBL(Project Based Learning)の一環として行われるもので、「インクルーシブ公園を多くの人に知ってもらう」という目標のもと、数ヶ月間にわたり準備を進めてきました。
インクルーシブ社会の実現
昨年度と同様に、青楓館高等学院の生徒たちは、多様性を尊重するインクルーシブな社会を実現するため、さまざまなプログラムを企画しました。「おおづインクルパーク」として知られるこのイベントでは、モルックや車いすテニスを通じて、障がいの有無にかかわらず楽しめる活動を展開し、前回は300人以上の参加者を記録しました。
今年は、言語の壁を越えて誰もが楽しめるよう、モルックや海外文化を体験できるすごろくを通じて、参加者同士の交流を促進します。
生徒たちのリーダーシップ
青楓館高等学院の生徒たちは、先進的な教育と地域創生を結びつける新しいモデルを示しています。高校生が自らのアイデアを持ち寄り、地域社会全体を巻き込んだイベントを創り上げることは、他の地域にとっても良い手本となるでしょう。生徒たちが町長と話し合いを重ねることで、高齢者や子供、障がい者、外国籍の人々の声を行政に届けるというプロセスは、地域の絆を深める具体的な施策として評価されています。
楽しさを共有する場
イベント当日は、地域住民や外国人、障がい者が共に楽しめるブースが設けられ、モルックや人間すごろく、フェイスペイント、スタンプラリーなど、誰もが気軽に参加できる状況を提供します。こうした体験を通じて、参加者は国籍や年齢、障がいの有無を超えて自然な笑顔を交わしながら交流できる場が形成されます。生徒たちの主体的な姿勢や、参加者の温かい表情を報道素材としてお伝えできることは、非常に意義があります。
地域との温かい関わり
生徒たちからは、「私たちのテーマは『インクルーシブ公園の周知』です。公園がただの場所ではなく、人々の心が通い合う場であることを知ってほしい」とのコメントが寄せられています。また、彼らは『人間すごろく』の特徴を生かし、海外からの来場者にも楽しく体験してもらえる工夫を凝らしました。多様な文化や背景を持つ人々との交流の素晴らしさを伝えることが彼らの目指すところです。
開催概要
- - イベント名: 第2回おおづインクルパーク〜あそびでつながる地域の絆〜
- - 日時: 2025年10月19日(日)10:00〜14:00
- - 場所: オークスプラザ広場(熊本県菊池郡大津町大津1220-1)
- - 参加者: 青楓館高等学院 PBLチーム生徒(11名)、大津町長 金田氏、大津町民の皆様
- - 主催: インクルパーク実行委員会
- - 協力: 大津町、大津町郵便局、カセスル熊本、大津町社会福祉協議会
このような地域住民との連携による取り組みは、インクルーシブな社会の実現に向けた一歩となることでしょう。全ての人々が楽しめる温かな交流の場を目指して、青楓館高等学院の生徒たちの挑戦は続きます。