特別ユニフォームに込められた想い
岩手県を代表するプロバスケットボールチーム、岩手ビッグブルズが2024-25シーズンの特別ユニフォームに、株式会社ヘラルボニーのアートを採用すると発表しました。これで5シーズン連続となるこのコラボレーションは、復興祈念試合を通じて地域の希望を紡いでいくことを目的としています。
復興祈念試合の意義
ビッグブルズの代表からは、東日本大震災から14年が経つ現在、選手たちが着用する特別なユニフォームに感謝の気持ちと未来への希望を込めているという熱い想いが伝わってきます。「未来予想図」というテーマで、地域の子どもたちの夢や希望を反映させる試みも行われています。この試合は、復興への取り組みを多くの人々と共有し、次世代に託す重要なメッセージを届ける場でもあります。
ユニフォームデザインの詳細
新たな特別ユニフォームは、「エターナルグリーン」を基調にし、宮古市の地域色を象徴しています。そしてそのサイドには、明日への希望を表すイエローが配置され、伊賀敢男留氏によるアートデザイン「Summer」が印象的に描かれています。黄色は「歓喜・快活・光明・発展」を連想させ、震災復興の象徴としてふさわしい色選びとなりました。
アートに込められたメッセージ
伊賀敢男留さんは、作品を通じて希望のメッセージを届けることを信念としており、彼のアートは新たな未来への道を示してくれる存在です。「明日への希望」というテーマに基づく今回のユニフォームは、選手たちがその希望を体現し、コートに立つ姿が多くの観客に勇気を与えることでしょう。
ユニフォーム着用試合日程
特別ユニフォームは、以下の日程で着用される予定です。
- - 2025年3月8日(土)、9日(日): 東京八王子ビートレンズ戦(盛岡タカヤアリーナ)
- - 2025年3月22日(土)、23日(日): 新潟アルビレックスBB戦(宮古市民総合体育館)
- - 2025年3月29日(土)、30日(日): さいたまブロンコス戦(盛岡タカヤアリーナ)
ヘラルボニーの取り組み
株式会社ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」を企業ミッションとして、特に知的障害のあるアーティストたちとともに新しい文化の創出を目指しています。彼らは支援ではなく共存するビジネスモデルを構築し、アートを通じて社会の認識を変えることに取り組んでいます。公式サイトでは、より詳しい情報やオンラインストアの利用が可能です。
このように、特別ユニフォームには地域と未来への希望が深く込められており、岩手ビッグブルズの選手たちがどのようにコートでそのメッセージを伝えるのか、期待が高まります。これからも多くの人々の心に響くこの試みを見守り続けたいと思います。