砂漠ラリー挑戦
2025-06-10 12:25:17

GWM、砂漠ラリーで量産型車両の限界に挑戦!

GWMが挑むタクラマカン・ラリー2025



2025年5月20日、中国のタクラマカン砂漠で開催される「2025タクラマカン・ラリー」が、その幕を開けました。この大会は「アジアのダカール」とも称され、過酷な自然環境を背景にした長距離オフロードレースとして広く知られています。

GWM(長城汽車)は、今年、総合優勝を遂げた記念すべき年に、3つの量産モデルを携え再度挑戦を果たします。出場する車両には、HAVAL B26(ガソリン)、HAVAL H9(ディーゼル)、TANK300 Hi4-T、TANK400 Hi4-T、TANK500 Hi4-Z、そしてGWM POER V6が並びます。これらの車両は市販車と同じエンジンとトランスミッションを搭載し、最小限の改造のみでレースに臨みます。

HAVALチームの戦略



HAVALチームは、ガソリンとディーゼルの「二元動力体制」で、HAVAL B26とHAVAL H9の2モデルを各2台出場させます。これにより、タフなSUVカテゴリーで他社と真正面からの勝負を繰り広げます。特に、全地形対応技術を披露することで「日常からサーキットへ」の新たな価値を示されることを期待されています。

新エネルギーの挑戦



TANK Hi4チームは、初めてNEV(新エネルギー車)カテゴリーに参戦し、TANK300 Hi4-T、TANK400 Hi4-T、TANK500 Hi4-Zの3車種を出撃させます。過酷な気象条件下でその性能を試される中で、先進の技術でオフロード車の可能性を広げようとしています。

ピックアップトラックの雄



GWM POER V6チームは、中国製ピックアップトラックの誇りを背負い、特製の3.0Tエンジンを搭載。瞬時の加速と力強い走行性能を持ち、砂漠の過酷な条件でも快適に奔走します。

トータルな挑戦



ガソリン車から新エネルギー車、SUVからピックアップトラックまで多様なラインナップをもってGWMは総力戦に挑みます。すべての出場チームが「Smart Off-Road」という理念を具現化し、製品のクオリティとブランド精神の両方でその価値を示すことを目指しています。

本大会の概要



タクラマカン(国際)ラリーは2005年に始まり、長い歴史を経て発展してきました。FIA(国際自動車連盟)公認のもと、壮大な自然美を映し出す舞台であり、世界中の競技者が集まる国際大会に成長しています。2025年の大会は、約4,500kmのうち約2,350kmが競技区間で構成され、中国の過酷な自然を試す舞台となります。

65%が砂漠とされるこのコースでは、運転技術はもちろん、車両のシャシー設計、パワートレイン冷却、サスペンション性能、駆動系のレスポンスといった、各種技術的要素が話題となるでしょう。

結論



タクラマカン・ラリーは、GWMにとって製品の信頼性を証明する場でありながら、ブランドスピリットの試金石でもあります。データ収集や性能解析、ブランド文化の発信の場としても重要な役割を果たしています。2025年の大会は、5月20日から6月1日までの間に行われ、世界中のオフロードスポーツファンの注目を集めることが間違いありません。


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