京都の魅力を再定義する「よーじやグループ」の挑戦
京都府下京区に本社を置くよーじやグループは、1904年に創業以来、地元に根差したビジネスを展開してきました。特にあぶらとり紙は、その歴史の中で多くの観光客に親しまれ、今や京都土産の定番として知られています。しかし、長年の観光依存からの脱却を目指し、代表取締役の國枝昂氏が2022年に就任し、同社は新たな改革を進めています。最近、彼の取り組みが『カンブリア宮殿』で特集され、多くの視聴者に注目されました。
新たな出発点
國枝氏は、観光バブルの影響を受けた事業の課題を認識し、「脱・観光依存」という指針のもと、日常生活に寄り添う商品開発へと舵を切りました。その具体的な一歩が、「十割蕎麦専門店 10そば」や「26(にーろく)ダイニング」などの新業態の立ち上げです。
十割蕎麦専門店 10そば
「10そば」は、自社で厳選された国産そば粉を使用し、500円から楽しめる十割そばを提供しています。通常メニューは約20種類展開し、加えてユニークなメニューも多数開発されています。食材にはアレルギーを配慮したグルテンフリーのものを使用し、健康志向の顧客にも対応。また、地域の方々とのさらなるつながりを深め、リピーターも増えています。
26(にーろく)ダイニング
一方、「26(にーろく)ダイニング」は、京都の26市町村から集まった食材を使い、和食と創作料理を提供する新たな業態です。地元生産者の思いを伝えながら、魅力的な食体験を届けることを目指しています。お客様が生産地を訪れたくなるようなきっかけを提供することで、地域活性化に寄与しています。
地域貢献とスポンサー活動
さらに、よーじやグループは2023年より地元スポーツチームのスポンサー活動にも取り組み始めました。プロサッカークラブ「京都サンガF.C.」やプロバスケットボールチーム「京都ハンナリーズ」とのコラボレーションにより、地域住民との関わりを強め、「みんなが喜ぶ京都にする」という理念を実現しようとしています。
地域の未来を描く
これからのよーじやグループのビジョンにおいて、創業当初の思いを再確認し、京都の人々に愛される存在に戻ることが目指されています。1世紀以上続く歴史を経て、今こそ新しい挑戦をする時期です。花咲かせたいのは、ただのブランドの再活性化ではなく、京都全体の活性化です。
最後に
「まだ成功ではない」という言葉も印象的な國枝氏。彼の率いるよーじやグループが見据える未来は、ただの商品提供にとどまらず、お客様と地域の架け橋となり、より良い京都を築くための大きな一歩です。今後もその動向から目が離せません。