タングラムスキーサーカスが最上級G認証を取得!
長野県信濃町に位置するタングラムスキーサーカスは、国内スキー場として初めて、最高ランクの生物多様性保全に関する認証制度「G認証」を獲得しました。 G認証は、草地、ゴルフ場、ゲレンデの頭文字を取ったもので、環境保全に対する取り組みを評価するものです。こちらは東急不動産が開発し、東急リゾーツ&ステイが運営するスキー場です。
再生と保全の取り組み
タングラムスキーサーカスでは、環境保全を重要視したスキー場運営を行っており、スキー場敷地の約25%を草地環境として維持し、さらには約10%は下草を刈ることで二次林の保全にも努めています。これは地域の生態系にとって重要であり、かつては二次林として活用されていた山間部において、スキー場運営が生態系の維持に寄与することに成功しました。
また、すでにこれまでに行われてきた管理方法を活かしつつ、さらに革新を続け、二次林及び二次草地の持続可能な管理を進めています。このような取り組みが高く評価され、今回のG認証の取得につながりました。
環境との共生を楽しむイベント開催
タングラムスキーサーカスでは、この受賞記念イベントも予定しています。特に注目されるのは「タングラムファミリーマルシェ」で、環境価値を楽しみながら学べるブースを設置予定です。訪れる小さなお子様たちから大人まで、自然と共生する大切さを体感できる機会を提供します。
他のゴルフ場でも環境保全に一歩
また、タングラムスキーサーカスに隣接する斑尾東急ゴルフクラブと、大多喜城ゴルフ倶楽部もG認証を取得しました。斑尾東急ゴルフクラブでは二次林や草地環境の再生に力を入れており、大多喜城ゴルフ倶楽部もまた、環境の保全を図ることで地域生態系の強化に貢献しています。これらの取り組みは、日本のゴルフ場業界においても特筆すべきケースであり、持続可能な事業運営への意欲が感じられます。
ネイチャーポジティブな未来へ
東急不動産グループは、脱炭素社会や生物多様性の重要性を新たに認識し、持続可能な開発に向けた取り組みを強化しています。2023年には生物多様性方針が改定されるなど、確かなステップを示すとともに、地域特性を考慮しながら事業を進めています。また、ネイチャーポジティブを目的とし、ウェルネス事業としても環境保全に取り組む予定です。
今後もスキー場とゴルフ場での持続可能な運営を推進することで、緑豊かな環境を次世代へと引き継いでいくことでしょう。タングラムスキーサーカスの取組みは、国内外からも非常に注目されており、自然と人が共生する未来の一歩を着実に進めています。