ユーフォリアがバドミントン奈良岡選手を支援、データ利用で2028年目指す

バドミントン界に新たな風、ユーフォリアのサポート開始

2023年、スポーツテック企業のユーフォリアが、バドミントン日本代表の奈良岡功大選手に対する支援を発表しました。この取り組みでは、アスリートのコンディショニングやトレーニングデータを管理する「ONE TAP SPORTS」が提供され、2028年の大会に向けてのパフォーマンス向上が目指されています。

NEXT GENERATIONを支える「チームK」の誕生

ユーフォリアが2013年から開発してきた「ONE TAP SPORTS」は、さまざまなアスリートのために特化したデータマネジメントシステムです。奈良岡選手への支援チーム「チームK」（チーム名は彼の名前の「K」に由来）では、データプラットフォームが活用され、運動生理学やデータ分析の専門家が参加しています。

選手、監督、そして多くの専門家が協力し、リアルタイムでデータをしっかりと管理・分析することで、これまでにない形のサポートを実現します。この革新的な体制により、奈良岡選手の日々のトレーニングに対する視点が多角化し、パフォーマンス向上につなげることが期待されます。

データが支える最先端コンディション管理

ユーフォリアの支援の中でも特に注目されるのは、センシングデバイスとの連携です。スマートウォッチを用いて運動量や心拍数、さらには睡眠に関するデータを収集し、ONE TAP SPORTS内で一元管理します。これにより、選手はトレーニングの効果を最大限に引き出し、質の高いリカバリーも実現できます。

さらに、唾液に含まれる免疫タンパク質であるsIgAのデータも活用。これにより、オーバートレーニングによる免疫力の低下を早期に発見し、トレーニング計画の精緻化やコンディションの調整に役立てられます。

AIを駆使したパフォーマンスの最適化

「チームK」は、AIモデルを用いて奈良岡選手のデータを分析し、個々の特性に基づくパフォーマンス予測を行います。これにより、個別のトレーニング方法や睡眠の調整、メンタル面のサポートが可能に。データドリブンな意思決定を行うことで、より科学的な指導が実現されます。

奈良岡選手の感謝の声

奈良岡選手はこのサポートに対し感謝の気持ちを表しており、データによって自分の身体の状態やトレーニングの質をしっかり「見える化」できることに期待を寄せています。2028年のオリンピックでのメダル獲得を目標に、全力で準備を進めると語っています。

奈良岡功大選手プロフィール

- 生年月日: 2001年6月30日
- 出身地: 青森県
- 所属: NTT東日本

主な戦績:

- 2024年全日本総合選手権ベスト4
- 2025年マレーシアオープンベスト4
- 2024年中国オープン準優勝
- 2023年中国マスターズ優勝

ユーフォリアとONE TAP SPORTSについて

ユーフォリアは「人とスポーツの出合いを幸福にする」というミッションを掲げ、スポーツの課題をテクノロジーで解決する企業です。ONE TAP SPORTSを通じ、アスリートのコンディションコントロールや怪我の予防が実現され、国内外の多くのスポーツチームに導入されています。

奈良岡選手の成功を支える新たな挑戦が、今ここから始まります。