オーストラリア・ケアンズにて、日本人ランナーが輝く
2025年7月13日、オーストラリア・クイーンズランド州ケアンズで開催された「第7回ケアンズマラソン・フェスティバル」では、塚本修司選手が見事に連覇を果たしました。彼は2時間27分19秒のタイムでゴールし、日本人ランナーの実力を再び世界に示しました。ケアンズマラソンは、美しい海沿いのフラットコースが特徴で、毎年国際的な参加者を迎え入れています。
魅力的な環境、ケアンズの魅力
ケアンズは、世界遺産に囲まれたトロピカルシティであり、多くの観光スポットやアクティビティが揃っています。このマラソンの最大の魅力の一つは、オーストラリアの冬である7月に涼しい気候で開催されることです。福島和可菜選手と福島舞選手の姉妹は、この点を強調しています。
福島和可菜選手は、日本の7月は非常に暑くマラソンには不向きですが、ケアンズではその時期が快適な冬にあたるため、ランナーには理想的だと述べました。朝晩の涼しさと、早朝のスタート時に感じる寒さは、走り始めるには絶好の環境です。彼女は、海から昇る朝日をバックに走ることの贅沢さについても言及しています。
参加しやすいコース設定
ケアンズマラソンのコースは、約10kmの周回コースが1周となっており、街の中心部からスタートします。参加者は空港まで走り、そこから海沿いを帰ってくるわかりやすいコース設計になっており、特に初心者ランナーにも優しい大会です。また、ランナーたちは仲間やライバルと何度もすれ違うことで、モチベーションを高められるのも特徴の一つです。
福島舞選手は、スタート地点が宿泊先のヒルトンケアンズから徒歩3分の距離であるため、ストレスなく大会に臨める点が嬉しいと話しています。彼女は、急なトイレなどの心配が少なく、余裕を持った状態でスタートできる環境が、ランナーにとって非常に重要だと言います。
街の応援とアフターアクティビティ
ケアンズマラソンの魅力は、ただ走るだけに留まりません。福島選手たちは、観光名所やアクティビティも豊富に揃っていると語ります。ゴール後は自由な時間が増え、世界遺産のキュランダやグレートバリアリーフへのアクセスも簡単です。ダイビングやシュノーケリング、さらには美味しいオージービーフやクラフトビールを楽しめることも、この地を訪れる大きな魅力です。
街中では、カフェが早朝からオープンし、ランナーへの声援が途切れることはありません。多くの人々が集まり、沿道からの応援も、このマラソンの楽しさの一部となっています。ランナー同士のアイコンタクトが心地よい一体感を醸し出しているのも魅力的です。
まとめ
クイーンズランド州政府観光局のポール・サマーズ日本局長は、塚本選手や福島姉妹、ケアンズマラソンに挑戦した全てのランナーに対して称賛を送りました。ケアンズは、自然の美しさと多彩なアクティビティを享受しながら、マラソンを楽しむことのできる特別な場所です。今後も多くの方々にこの魅力を感じてもらいたいとの意向が寄せられています。この素晴らしいデスティネーションで、あなたも新たな挑戦に足を運んでみてはいかがでしょうか。