タモリが切り取った、東京の坂道の魅力
日本坂道学会の副会長であり著名なタレント・タモリ氏が手掛けた「坂タモリ」シリーズの待望の第2作が、2026年4月22日に発売されます。今回の作品は「新宿・渋谷・目黒区編」。タモリ氏が3年半もの月日をかけて踏破した108坂の中から、特に選りすぐられた名坂が紹介されています。日本坂道学会の会長、山野勝氏が仕切るこのプロジェクトは、江戸時代以来の坂道文化を讃える重要な試みでもあります。
名坂番付の発表
本書では、同学会が初めて発表する「新宿・渋谷・目黒の名坂番付」も収録されています。この番付は、坂の魅力を評価するために4つの基準が設けられており、それは「急であること」、「湾曲していること」、「江戸の情緒が残っていること」、そして「名前に由緒があること」です。これらの条件を満たす坂道こそが、東京という都市の文化遺産として誇るべきものとされています。
特に推奨された坂道
本書では、特に注目される5つの坂を挙げており、その中には目黒区の「なべころ坂」や、新宿区の「茗荷坂」が含まれています。なべころ坂は、急勾配で庶民の文化を色濃く残しており、茗荷坂は荒木町の複雑な地形が生む独特の「異界感」を楽しめます。また、安養寺坂では、朝陽が差し込む瞬間の美しい風景が魅力的だと評価されています。
さらに、目黒区の「太鼓坂」はその地形と風情が凝縮され、渋谷区の「勢揃坂」は源義経にまつわる伝説が息づく歴史的な坂です。これらの坂道は、ただの交通手段ではなく、文化や歴史を感じられる特別な場所であることが本書を通じて強調されています。
書籍の詳細
書名は『お江戸・東京「坂タモリ」新宿・渋谷・目黒区編』で、定価は1980円(税込)、全128ページのオールカラーです。この本は全国書店及びオンライン書店で購入可能です。
日本坂道学会について
日本坂道学会は1992年に設立され、坂道文化の調査、保存、普及を行っています。学会の副会長であるタモリ氏は坂道写真家としても知られており、その作品は多くの人々に影響を与えています。また、前作『お江戸・東京「坂タモリ」港区編』は発売後に2万5000部を超えるヒットを記録しています。
著者と監修者のプロフィール
著者のタモリ氏は1945年に福岡生まれ、早稲田大学を中退後に芸能活動を開始しました。「ブラタモリ」や「ミュージックステーション」などでの活躍により、多くのファンを魅了しています。監修を担当した山野勝氏は、坂道研究家として知られ、長年にわたり「坂道講座」の講師としても活動しています。彼の知識と経験が、この作品に深みを与えています。
記事のまとめ
「坂タモリ」シリーズ第2弾を手に取れば、ただの坂ではなく、歴史や文化を感じる特別なひとときを楽しめるでしょう。タモリ氏が愛する東京の坂道を探索し、その魅力を再発見する絶好の機会です。ぜひ皆さんもこの魅力的な一冊を手に入れて、自分だけの「推し坂」を見つけてみてください。