肩と肘の故障を克服する！最新のリハビリ書籍のご紹介

投球障害を防ぐための新提案

野球選手にとって、肩と肘のトラブルは避けられない課題です。痛みや怪我に悩まされがちなスポーツ選手に向けて、株式会社ナツメ社が新たに発行した実用書『投球障害0へ！ゼロポジションでつくる最強の肩と肘』は、そんな悩みを解消する手助けとなります。

ゼロポジションとは？

この新刊のメインテーマは「ゼロポジション」。これは、肩と肘の正しいポジションを指し、これをとることができれば、さまざまな投球障害を未然に防ぐことができるとされています。さらに、本書では「Zero外旋／Zeroリリーステスト」を用いて、実際にこのポジションが取れているかどうかを検証する方法も紹介しています。

どうしてゼロポジションが必要なのか？

多くの選手が苦しむ障害の背景には、肩甲骨周りの筋肉や体幹、下半身の筋力不足があるとされています。これにより、正しい投球フォームが崩れてしまい、痛みが生じるのです。本書では、これらの評価方法や、弱い部分を強化するためのエクササイズを多数紹介しており、具体的なイラストや写真を通してわかりやすく解説しています。

肩と肘の構造と障害

さらに、本書では肩と肘の解剖学的な構造についても詳しく取り上げています。たとえば、肩の後上方インピンジメントや腱板損傷、肘のリトルリーグ肘などの症例を丁寧に説明し、それぞれの障害がなぜ起こるのか、どのようにして治療を行うべきかも述べています。治療法に関しては手術やリハビリの具体的な方法も触れられていますので、選手にとって非常に参考になる情報が盛りだくさんです。