幻のアートフィルム『ドリーム・アイランド』が再び蘇る!
映画『PERFECT DAYS』で再注目されているヴィム・ヴェンダース監督。その名匠が手掛けたアートフィルム『ドリーム・アイランド ーヴィム・ヴェンダースの失われた夢』が、30年の時を経てデジタルリマスター化されようとしています。このプロジェクトは、映画業界だけでなく、アートと映画ファンの間でも大きな話題となっています。
『ドリーム・アイランド』とは?
『ドリーム・アイランド』は、本来は1991年に発売された『夢の涯てまでも』の特典映像としてのみ存在し、長らく観ることができませんでした。しかし、最近、都内の倉庫でオリジナルテープと映像素材が発見され、再び日の目を見ることになりました。監督自身も「一番好きな作品」として愛して止まないこの映画が、どうしても観たいとの思いから、デジタルリマスタープロジェクトが立ち上がったのです。
プロジェクトの中心人物たち
このプロジェクトを推進するのは、ふたりの熱い想いを持つ人物たちです。ひとりは、映画『夢の涯てまでも』のアソシエイト・プロデューサーである御影雅良氏。そして、もうひとりは、仲田能也氏の娘であり、本作の撮影監督だった仲田早織さんです。仲田さんは、幼少期に父親と共に観た『ドリーム・アイランド』を懐かしみ、父がどのような思い出でこの作品を創り上げたのかを再考し、もう一度この作品を観たいという強い願望を抱くようになりました。
クラウドファンディングで再び光を
このプロジェクトのため、クラウドファンディングが実施されています。その目的は、Blu-ray化やオンライン試写会、未公開作品の劇場上映など、多岐にわたります。目標達成後には、プロジェクトの裏側に迫るドキュメンタリー作品の制作も控えており、多くの映画祭への出品計画も進められています。これは、映画ファンにとっても、アートを愛する者にとっても醍醐味のある機会です。
さらに、プロジェクトのクリエイティブパートナーである株式会社QANDOは、製作に全力でサポートしています。QANDOのスタッフたちは、制作されたアートや映画に共感し、仲田さんの「亡き父の夢の続きを世界に届けたい」という思いに心を打たれ、このプロジェクトに関わることになりました。
最後に
『ドリーム・アイランド』のデジタルリマスタープロジェクトは、映画『PERFECT DAYS』に繋がる重要な作品を、次世代へと受け継ぐ大切な試みです。興味を持たれた方は、ぜひクラウドファンディングのページを訪れ、支援を検討してみてください。私たちの手で、この幻の作品を次の世代に繋げるチャンスを一緒に掴みましょう。
詳細な情報は、
こちらのクラウドファンディングページでご覧いただけます。