発掘された映画たち
2026-03-06 18:40:48

国立映画アーカイブが贈る「発掘された映画たち2026」の魅力と見どころ

映画の秘宝が顕現する「発掘された映画たち2026」



国立映画アーカイブでは、2026年4月7日から5月10日まで、映画上映企画「発掘された映画たち2026」が開催されます。これは、映画人によって再評価されるべき名作や、知る人ぞ知る隠れた傑作が一堂に会する、まさに映画ファン必見の特別なイベントです。59作品中、39作品が新たに発掘・復元され、28プログラムに分かれて上映されます。

特集のハイライト



特に注目していただきたいのは、これまでの映画史の中で再評価を待たれていた作品たちです。例えば、大藤信郎の「千代紙漫画」や荒井和五郎の影絵アニメーションが含まれるアニメーション映画や、1917年の作品『なまくら刀』の新最長版、1958年の『おとぎ噺 おんぶおばけ』のデジタル復元版など、魅力的なラインナップが揃っています。

特に、吉村公三郎監督の『暖流』(1939)は、戦後に短縮・再編集されてしまったため、オリジナルの169分版が観れる貴重な機会となります。また、伊藤大輔と並ぶ時代劇の巨匠辻吉郎の代表作『沓掛時次郎』(1929)は、そのシャープな演出が光る名作。これを通じて、観客は辻の才能を再認識できることでしょう。

さらに石田民三監督の『鬪ふ男』や白井戦太郎の『恩讐を越えて』など、上映機会が限制されていた作品も原版からのニュープリントで再上演されるため、ファン必見です。加えて、巨匠小津安二郎の『父ありき』(1942)の最新デジタル復元版も初上映され、観客に新たな視点を提供します。

映画の技術に触れる



また、フィルムにこだわった上映も特徴的です。特に注目は「銀残し」プリントによる作品たちで、五社英雄監督の『226』(1989)や阪本順治の『この世の外へ クラブ進駐軍』(2004)など、オリジナルの色彩を忠実に再現した作品が登場します。この特殊な現像手法によって、映画本来の豊かさが際立つこと間違いなしです。

独自性あふれる映画に出会う



イベントでは、1970年代から続く実験映画や、独立系の独創的な作品も上映されます。小杉勇が監督した『花嫁と乱入者』(1949)や、谷口千吉のインディペンデント映画『アサンテサーナ―わが愛しのタンザニア―』(1975)など、見ることが少ない珍しい映画が揃うため、映画ファンにとっては新たな視野を広げる貴重な機会となるでしょう。

開催概要



「発掘された映画たち2026」は、国立映画アーカイブと株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービスによる共同主催で、開催期間中は専門家による解説や弁士の伴奏付き上映も行われます。入場料金も一般1300円、高校・大学生・65歳以上1100円とお財布にも優しい設定です。

この特別企画を通じて、映画の魅力を再発見し、文化財としての視聴覚遺産の重要さを再認識する機会をぜひご体験ください。


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