HYBEの新記録
2025-11-10 16:26:23

HYBE、第3四半期に新記録を達成し2兆ウォンを視野に

HYBEが記録的な売り上げを達成



11月10日、HYBEが発表した2025年第3四半期の決算は、同社にとって重要なマイルストーンとなりました。売上はなんと7,272億ウォン(約774億円)を記録し、前年同期比で37.8%の増加を見せ、かつてない好調さを示しています。この数字は、これまでの四半期最高売上であった2024年第4四半期の実績(7,264億ウォン)を上回るものです。

HYBEは今年に入ってからの1月から9月までの売上が1兆9,300億ウォン(約2,055億円)に達したことで、2兆ウォンという大台も現実味を帯びています。この成長の背後には、ワールドツアーの成功があったことは明らかです。

特に、BTSのメンバーであるJINが展開した個別ワールドツアーや、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPENの大規模公演が、ファンからの強力な応援を得て売上を押し上げました。公演部門は前年同期に比べて3倍以上も成長し、2,450億ウォンを記録しました。

一方で、音盤や音源の部門はアーティストのカムバックが少なかった影響で、前年同期比で減少し1,898億ウォンとなりましたが、MDおよびライセンシング、コンテンツ、ファンクラブからの売上は2,498億ウォンで前年同期比22%増となりました。特にMDおよびライセンシング部門では、1,683億ウォンを達成し前年同期比70%増という素晴らしい成績を収めました。

HYBEの成長戦略である「マルチホーム・マルチジャンル」は明確な成功を収めています。グローバルガールグループKATSEYEの楽曲「Gabriela」はビルボード「Hot 100」で37位に上昇し、自己最高の順位を記録。さらにSpotifyでの月間リスナー数は3300万人を超えました。KATSEYEは2024年第68回グラミー賞の「Best New Artist」と「Best Pop Duo/Group Performance」の2部門にノミネートされるなど、快進撃を見せています。彼らの初のグローバルツアーは全公演が完売しており、熱狂的なファン層が形成されています。

また、HYBEのGlobal Superfan Platform「Weverse」も好調で、第3四半期累計で黒字化を達成しました。これは新規ビジネスモデルの導入やデジタル特典の提供によるものです。Weverseは今後もサービスを拡充し、より多くのファンとの接点を増やしていく方針です。

しかし、HYBEは第3四半期で422億ウォン(約45億円)の営業損失を記録しました。これは、グローバルアーティストのIP拡大への先行投資や北米市場での構造改革による一時的なコストが影響しています。ただし、HYBEのCEOイ・ジェサンは、K-POP部門の利益率は引き続き10%-15%を維持し、今後の改善を予測しています。BTSの活動再開や新アーティストの成長が期待され、収益性の回復が見込まれています。このように、HYBEは新しい才能と多彩な戦略により、さらなる成長を遂げようとしているのです。期待が高まります。


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