2025-26年末年始における推し活の実態調査から見る新たなトレンド

年末年始の「推し活」事情

スカパー！実施の調査結果

日本のエンタメ文化において、「推し活」はすでに多くの人々の生活の一部として根付いています。この度、スカパー！が実施した「2025-26年末年始「推し納め＆推し始め」実態調査」では、この人気の現象がどのように行われているかが明らかになりました。

トップ3はアイドル・アーティスト・キャラクター

調査結果によると、2025年に最も人気のある推しのカテゴリは「日本のアイドル」で、全体の24.0%を占めました。次に続くのが「アーティスト」と「キャラクター」で、いずれも16.6%という結果でした。このデータからは、音楽に関連するタレントが特に推し活の対象として好まれていることが伺えます。具体的には、Snow Manや乃木坂46、櫻坂46など、多様なアイドルが熱心に支持されていることが分かりました。

年末年始の推し納め・推し始めの傾向

今年の年末年始は、カレンダーの配置により最大9連休となるケースが多く、推し活に最適な時期となりました。そして、多くの人が「推し納め」を12月29日から31日の間に行う一方、「推し始め」は1月1日から3日への期間に集中していることが調査で示されています。これは、労働納めの直後から三が日にかけての期間に、個人の生活を十分に楽しむ姿勢を反映しています。

テレビ視聴が人気の理由

特に2025年の推し納めは「テレビで見る」というスタイルが23.6%という結果を示しており、2026年の推し始めでも同じようにテレビが人気です。これらのデータは、対面イベントやライブに比べて、テレビ視聴が主流であることを示しています。SNSやスマホによる動画視聴と比較しても、テレビの温かみのある視聴体験が多くの人に喜ばれているといえます。実際、「大画面で迫力ある映像を楽しめる」という意見が多く、多くの人が年末年始を利用して自宅で「おひとり推し活」を行う傾向が強まっていることが分かりました。

2026年に期待される新たなトレンド

また、2026年に挑戦したいエンタメジャンルのトップは「韓国ドラマ・映画」で9.9%、続いて「国内ドラマ・映画」が9.7%、新作のアニメ・漫画が9.5%という結果となっています。このトレンドは、これまでアイドルやアーティスト中心だった推し活が、視聴する作品へと注目が移っていることを示しています。視聴体験を重視する世代が増えていることが明らかです。

調査の詳細

この調査は、全国の15歳から59歳の男女を対象に実施され、インターネットを通じて500サンプルが有効とされました。スカパー！によるこの調査を通じて、推し活の実态が明確になり、エンタメ消費の新しいトレンドを捉えることができました。スカパー！の提供する多チャンネル放送は、視聴者の多様なニーズに応え続けており、今後も注目が集まることでしょう。