クーガ芋の魅力
2026-06-11 07:20:22

沖縄の伝説の山芋「クーガ芋」がアスリートの強力なサポーターに

沖縄の伝説の山芋「クーガ芋」がアスリートの強力なサポーターに



沖縄の独自の食文化が産んだ伝説の山芋「クーガ芋(琉球ヤムイモ)」が、今、スポーツ界で注目を浴びています。全日本ウエイトリフティング選手権において、クーガ芋を活用した選手たちの活躍が大変な話題となりました。この選手権では、全15階級中、実に6階級で優勝を果たし、9階級で3位以内に入賞するという素晴らしい成績を収めました。

クーガ芋の栄養価と生産者の苦境



「クーガ芋」は、古くから沖縄の長寿を支えてきた在来作物ですが、近年は生産者の高齢化や激しい割合で減少しており、「幻の山芋」とも言われています。この背景には、沖縄の一次産業が抱える「物流コスト」や「高付加価値化」の問題があります。本土の消費地に向けた輸送には高いコストがかかり、それが中小農家の経済を圧迫しているのです。

健康食品市場への挑戦



対策として、沖縄県では在来食材を活用した高付加価値な健康食品市場への展開を推進しています。株式会社沖縄テレビ開発は、クーガ芋に含まれる「ジオスゲニン」という成分に注目し、立命館大学スポーツ健康科学部との共同研究を通じて、アスリート向けのスポーツ食品ブランド「レキオム」を立ち上げました。この取り組みでは、クーガ芋を濃縮し、軽量で長期保存可能な商品として再加工することで、物流の問題を解決しました。一方で生産者へ還元するエコシステムも確立し、持続可能な農業の道を模索しています。

東楽映選手の快挙



この取り組みの結果、ウエイトリフティングにおいては男子88kg級の東楽映選手(早稲田大学)がクーガ芋を摂取して大記録を樹立。スナッチ、クリーン&ジャーク、トータルの3部門すべてで大学新記録を打ち立て、金メダルを獲得しました。沖縄在来食材の活用が、競技者たちのパフォーマンス向上に寄与していることは明らかです。

スポーツアイランド沖縄の未来



沖縄県は、豊かな自然環境を活かした「スポーツアイランド沖縄」の実現に向けて取り組んでいます。このプロジェクトには、全国のフィットネス関連ショップやジムへのクーガ芋製品の展開も含まれており、今後ますますの発展が期待されます。また、プロ野球選手やプロボクサーへの供給も進めており、多様なアスリートにクーガ芋の価値を伝えていく計画です。

市場の活性化



昨今、健康未踏層として注目されるアクティブシニア層によるフィットネスの定着化が進む中、スポーツ食品市場は拡大しています。プロテインやアミノ酸など、エビデンスに基づいた高付加価値商品が流通しており、クーガ芋のような地場の食材も、この流れに乗じてその存在価値を高めていくでしょう。「一次産業×スポーツ」という新しい形のブランディングが、沖縄の地域活性化につながっていくことを願っています。


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